名古屋工業大学、生理用ナプキン無料提供サービス「OiTr」を導入
名古屋工業大学は2024年11月29日、東海3県下の国立大学工学部で初めて、生理用ナプキン無料提供サービス「OiTr（オイテル）」を導入すると発表しました。
「OiTr」とは
「OiTr」は、生理用ナプキンを無料で提供するサービスで、設置された専用ボックスから必要なときに必要な分だけ取り出すことができます。このサービスは、生理用品の費用負担や入手困難さの解消、生理に関する偏見やタブーの払拭を目的としています。
導入の背景
名古屋工業大学は、学生の多様性やジェンダー平等を重視しており、生理用品の無料提供を学生の健康と学習環境の向上に役立てたいと考えています。また、工学分野に女性や多様な人材を積極的に受け入れるための取り組みの一環でもあります。
対象者と設置場所
「OiTr」は、名古屋工業大学の学生、教職員、キャンパスを訪れるすべての人を対象としています。専用ボックスは、全7キャンパス内の女子トイレや多目的トイレなど、合計20箇所に設置されます。
関連情報
「OiTr」を導入している他の大学：
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
生理用品の無料提供に関する政府の動き：
- 2021年、文部科学省は大学等への生理用品無料提供を推奨する通知を発出。
- 2022年、厚生労働省は公共施設における生理用品無料提供に向けた検討を開始。
「OiTr」の導入は、名古屋工業大学の学生の健康と学習環境を向上させ、工学分野におけるダイバーシティの推進に貢献することが期待されています。
東海３県下の国立大学工学部で初 生理用ナプキン無料提供サービス「OiTr（オイテル）」を導入
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