金融庁が協同組織金融機関の貸付条件変更状況を更新
金融庁は2024年11月28日午前10時に、「金融機関における貸付条件の変更等の状況について更新しました。（協同組織金融機関分）」を公開しました。
要点：
- 協同組織金融機関の個人向け貸付金残高は2024年9月末時点で24兆4,186億円。
- 貸出金利（平均約款金利）は2024年9月末時点で4.20%で、前年同月比で0.20%上昇。
- 貸倒引当金の貸出金残高に対する比率は2024年9月末時点で1.35%で、前年同月比で0.04%上昇。
- 貸出決定件数に対する実行件数は2024年9月末時点で94.3%で、前年同月比で1.7ポイント上昇。
関連情報：
- 協同組織金融機関: 信用金庫、信用組合、労働金庫などを指す。
- 個人向け貸付金残高: 個人向けの融資の残高。
- 貸出金利（平均約款金利）: 貸付契約時に定められた金利の平均値。
- 貸倒引当金: 貸倒れのリスクに備えて計上される引当金。
- 貸出決定件数に対する実行件数: 貸付を決定した件数に対する実際に融資を実行した件数の割合。
考察：
この更新は、協同組織金融機関の貸付業務の現状を把握するために有用な情報源となります。貸出金利の上昇は、上昇する金利環境を反映しています。貸倒引当金の比率の上昇は、不確実性の高い経済環境に対する警戒感を示しています。貸出決定件数に対する実行件数の上昇は、資金需要の強さと、協同組織金融機関が融資を積極的に提供していることを示しています。
金融庁は、今後も定期的に貸付条件の変更状況を更新し、金融機関の動向を注視しています。
金融機関における貸付条件の変更等の状況について更新しました。（協同組織金融機関分）
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