神戸大学、船底塗料の実船検証と船体・プロペラ性能モニタリングを実施
神戸大学は、大学所有の大型帆船「海神丸」を利用して、2024年11月28日（月）より「船底塗料の実船検証ならびに船体とプロペラの性能モニタリング」を実施します。
船底塗料の実船検証
船底塗料は、船舶の燃費効率向上と環境保護に重要な役割を果たしています。神戸大学では、複数種類の最新の船底塗料を海神丸に塗布し、実際の航海条件下でその性能を検証します。
この検証により、最も効果的な船底塗料を特定し、船舶の燃費効率を向上させ、二酸化炭素排出量を削減することが期待されています。
船体とプロペラの性能モニタリング
また、航海中、船体とプロペラの性能もモニタリングします。センサーを使用して船体の速度、抵抗、振動、プロペラのピッチと回転数を測定することで、船舶の効率を向上させる方法を特定します。
このモニタリングにより、船舶の最適化された運用と、燃料消費量のさらなる削減につながることが期待されています。
関連情報
- 神戸大学 大学院海事科学研究科：https://www.mari-sci.kobe-u.ac.jp/ja/
- 海神丸：https://www.mari-sci.kobe-u.ac.jp/ja/ships/kaijin/
背景
船舶の燃費効率の向上と環境保護は、持続可能な航海にとって重要な課題となっています。このプロジェクトは、これらの課題に対処し、海洋輸送の将来をより環境に配慮したものにすることを目指しています。
海神丸を利用した船底塗料の実船検証ならびに船体とプロペラの性能モニタリングの実施について
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