第一三共、ドイツでがん治療薬製造施設の起工式を実施
日本の製薬大手、第一三共はこのほど、ドイツのバイエルン州で、がん治療薬製造のための新施設の起工式を行いました。この施設は、2024年11月28日に発表されました。
施設の概要
- 所在地：ドイツ、バイエルン州ペムゼル
- 敷地面積：約44,000平方メートル
- 建設費用：約1億ユーロ（約138億円）
- 竣工予定：2026年
- 運用開始予定：2027年
施設の目的
この施設では、第一三共が開発したがん治療薬の製造が行われます。具体的には、胃がんや肺がんの治療薬である「エンハーツ」の製造能力を拡大することが目的です。
ドイツを選んだ理由
第一三共は、高品質な医薬品の製造環境や熟練した労働力、安定した政治情勢を考慮して、ドイツに施設を建設することを決定しました。また、バイエルン州は、医薬品産業の拠点として知られています。
期待される効果
この施設の稼働により、第一三共はエンハーツの生産能力を大幅に拡大することができます。これにより、世界中のより多くのがん患者に治療薬を届けることができるようになります。また、ドイツでの雇用創出にも貢献すると期待されています。
第一三共のコメント
第一三共は、この施設の起工式について次のように述べています。
「この最先端施設の建設は、当社のがん治療におけるリーダーシップをさらに強化する重要なマイルストーンです。私たちは、この施設を通じて、世界中の患者さんに革新的な治療薬をお届けし、がんと闘うを支援できることを誇りに思います。」
関連情報
- 第一三共株式会社：https://www.daiichisankyo.co.jp/
- バイエルン州政府：https://www.bayern.de/
- ペムゼル市：https://www.pegnitz.de/
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