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農林水産省、埼玉県で確認された高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜(国内11例目)の遺伝子解析及びNA亜型の確定について

埼玉県で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認、遺伝子解析と確定

2024年11月27日午前8時、農林水産省は埼玉県で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表しました。

この疑似患畜は、11月26日に秩父市内の養鶏場から採取されたサンプルです。この農場では、すでに高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されており、その疑似患畜と接触していた可能性があります。

農林水産省の遺伝子解析の結果、この疑似患畜から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。さらに、ウイルス株のNA亜型が「N1型」であることが確定しました。

NA亜型とは、ウイルス表面のタンパク質のタイプのことで、ウイルスの感染性や病原性に影響を与えます。N1型は、鳥インフルエンザの中でも比較的高い病原性を持つ亜型とされています。

農林水産省は、当該養鶏場周辺の防疫措置を強化し、感染拡大の防止に努めています。また、他の養鶏場や野鳥への感染状況を調査しています。

関連情報:

  • 高病原性鳥インフルエンザは、鳥に感染するウイルス性の病気で、高い致死率を引き起こします。
  • NA亜型には、N1型、N2型、N3型などがあり、亜型によってウイルス株の特性が異なります。
  • 鳥インフルエンザは、野鳥や家禽類から人間に感染する可能性がありますが、感染例はまれです。
  • 鳥インフルエンザの主な対策は、感染した家禽類の殺処分、農場への立ち入り制限、野鳥との接触の回避などです。

農林水産省は、家禽の飼育者は衛生管理を徹底し、鳥の異常や死亡が確認された場合はすぐに通報するよう呼びかけています。また、野鳥との接触を避け、野鳥の死骸を素手で触らないよう注意が必要です。


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