世界最大級の太陽光発電所とバッテリー貯蔵施設、建設が始まる
2024年11月27日に日本貿易振興機構(JETRO)が発表したところによると、オーストラリア西部に、世界最大級の太陽光発電所とバッテリーエネルギー貯蔵施設の建設プロジェクトが正式に着工しました。
プロジェクト概要
このプロジェクトは、再生可能エネルギー大手のリーニューアブル・エナジー・デベロップメント・オーストラリア(REDアウストラリア)が手掛けています。総投資額は約17億米ドル(約2,380億円)で、完成すると以下のような規模になります。
- 太陽光発電所: 出力3ギガワット(GW)
- バッテリーエネルギー貯蔵施設: 容量2ギガワット時(GWh)
太陽光発電所では、約1,200万枚の太陽光パネルが設置され、100万世帯分に相当する電力を発電する予定です。バッテリー貯蔵施設は、再生可能エネルギー源からの電力を貯蔵し、日没後や曇りの日に電力を供給します。
環境への影響
このプロジェクトは、オーストラリアの気候変動対策に大きく貢献すると期待されています。化石燃料火力発電所に比べて、年間1,730万トンの二酸化炭素排出量を削減できると推定されています。
経済効果
建設期間中、このプロジェクトは800名以上の雇用を創出すると見込まれています。また、完成後は長期的な雇用機会と経済発展につながると期待されています。
JETROの役割
JETROは、このプロジェクトの開発において重要な役割を果たしてきました。オーストラリア政府や投資家との橋渡しを行い、プロジェクトの円滑化を図りました。
今後の展開
プロジェクトは2段階に分けて建設され、2026年に最初の段階が完成する予定です。すべての建設が完了するのは2028年を見込んでいます。
この世界最大級の太陽光発電所とバッテリーエネルギー貯蔵施設は、再生可能エネルギーの拡大と気候変動との闘いにおける重要な一歩とされています。
世界最大級の太陽光発電所とバッテリーエネルギー貯蔵施設の建設プロジェクトが正式着工
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