文科省が令和5年度学校保健統計調査結果を発表
2024年11月27日、文部科学省は「令和5年度学校保健統計調査の結果」を発表しました。この調査では、全国の公立および私立の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を対象に、児童生徒の健康状態や学校保健に関する状況を調査しています。
調査結果の主なポイント
1. 肥満児・やせ児の割合
小学生の肥満児の割合は6.8%、やせ児の割合は7.4%でした。中学生では肥満児が10.7%、やせ児が6.6%、高校生では肥満児が9.5%、やせ児が3.7%でした。
2. 視力の低下
近視の小学生は17.1%、中学生は51.1%、高校生は63.3%でした。遠視の小学生は7.8%、中学生は3.2%、高校生は2.2%でした。
3. 休養
平日夜間の睡眠時間は、小学生が8時間39分、中学生が8時間4分、高校生が7時間50分でした。睡眠時間の不足により、疲れやだるさを感じる児童生徒の割合は、小学生で10.8%、中学生で21.2%、高校生で31.7%でした。
4. 生活習慣
朝食を毎日食べる児童生徒の割合は、小学生が89.3%、中学生が83.0%、高校生が74.3%でした。野菜をほぼ毎日食べる児童生徒の割合は、小学生が67.2%、中学生が59.4%、高校生が55.7%でした。
5. 学校保健活動
保健室の利用状況をみると、1週間間に保健室を利用した児童生徒の割合は、小学生で27.9%、中学生で36.3%、高校生で29.8%でした。また、保健指導を実施した学校の割合は、小学校で95.6%、中学校で97.5%、高等学校で98.4%でした。
関連情報
- 文部科学省「令和5年度学校保健統計調査の結果公表について」 www.mext.go.jp/content/20231127-mxt_kouhou01-0000253967.pdf
まとめ
この調査結果は、児童生徒の健康状態や学校保健に関する現状を把握する上で重要な資料となります。政府や学校関係者は、この結果を踏まえて、児童生徒の健康の保持・増進のための適切な対策を講じることが求められます。
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