金融庁、金融インフルエンサーに関する国際基準の公表
金融庁は、証券監督者国際機構(IOSCO)が公表した「フィンフルエンサー」に関する市中協議文書について、2024年11月26日午前7時に発表しました。
フィンフルエンサーとは?
フィンフルエンサーとは、金融関連の情報をソーシャルメディアやその他のオンラインプラットフォームで発信し、投資家や一般の人々に影響を与える個人または組織を指します。
市中協議文書の要点
IOSCOの市中協議文書では、フィンフルエンサーによる情報発信が、投資家に影響を与え、市場の安定性や信頼性を損なう可能性があるとの懸念が示されています。この文書では、以下のような原則とガイダンスが盛り込まれています。
- フィンフルエンサーは、自分たちの経歴や情報源、支払われた手数料やその他の経済的利益を明確に開示する必要がある。
- 情報発信は、バランスが取れており、偏っておらず、公平である必要がある。
- フィンフルエンサーは、リスクを強調し、投資家は専門家に相談すべきことを伝える必要がある。
- 監督当局は、フィンフルエンサーの活動に関する監督を行い、不正行為への対応を強化する必要がある。
関連情報
金融庁はこの市中協議文書を公表することで、関係者からの意見を募り、日本の規制環境を国際的な基準と整合させることを目指しています。市中協議の締め切りは2025年5月26日です。
金融庁は、投資家を保護し、市場の安定性を確保するために、フィンフルエンサーの活動に関する監督を強化する取り組みに尽力しています。投資家は、金融関連の情報を入手する際には、信頼できる情報源から入手し、リスクを十分に理解することが重要です。
証券監督者国際機構(IOSCO)による「フィンフルエンサー」に関する市中協議文書の公表について掲載しました。
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