東京都、認知症新薬「ドナネマブ」投与のための外来受診予約受付を開始
2024年11月26日
東京都は、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせる効果が期待される新薬「ドナネマブ」の投与を希望される方の外来受診予約受付を開始しました。
ドナネマブとは
ドナネマブは、βアミロイドというタンパク質の蓄積を阻害する抗体薬です。βアミロイドはアルツハイマー型認知症の病態に関与していると考えられています。
臨床試験の結果
臨床試験では、ドナネマブ投与により、軽度認知障害（MCI）や軽度のアルツハイマー型認知症の患者さんの認知機能の低下と脳内のβアミロイドの蓄積が抑制されることが示されています。
対象者
ドナネマブの投与対象者は、次の条件を満たす方です。
- 50歳以上
- 軽度認知障害（MCI）または軽度のアルツハイマー型認知症と診断されている
- 臨床試験の参加基準を満たしている
受診予約方法
ドナネマブの投与を希望される方は、東京都指定の医療機関に外来受診の予約が必要です。予約は、下記のウェブサイトまたは電話で受け付けます。
- 予約ウェブサイト：https://www.tokyo-mci.jp/donanemab/
- 予約電話番号：03-5956-5400（平日9:00～17:00）
関連情報
- 東京都認知症疾患医療センター：https://www.tokyo-mci.jp/
- ドナネマブの臨床試験結果：https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2210620
注意事項
- ドナネマブは保険適用外の薬剤です。自己負担額は約200万円となります。
- ドナネマブの投与は、臨床試験に参加した場合のみ可能です。
- ドナネマブの投与には、脳出血や脳浮腫などの副作用が起こる可能性があります。
認知症の進行に不安を感じている方や、新薬の投与に関心のある方は、受診の予約をご検討ください。
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