日本貿易振興機構：シンガポール、ザンビア、ペルーと炭素クレジット協力で進展
公開日：2024年11月26日 07:55
日本貿易振興機構（JETRO）は、シンガポール、ザンビア、ペルーとの間で、炭素クレジット分野における協力を進めていると発表しました。
シンガポールとの協力
JETROとシンガポール国際企業庁は、炭素クレジット取引に関する合同調査を実施し、地域における炭素取引市場の拡大を検討しています。二国間での炭素クレジット取引の促進に向けた具体的な枠組みを検討する予定です。
ザンビアとの協力
JETROはザンビア政府と協力して、森林保護や再生可能エネルギープロジェクトによる炭素クレジットの創出を支援しています。ザンビアは豊富な森林資源を有しており、炭素クレジット取引の重要な拠点となる可能性があります。
ペルーとの協力
JETROとペルー貿易観光投資促進庁は、REDD+（森林減少・劣化阻止と炭素ストック増加）プロジェクトを通じた炭素クレジットの創出に関する協力協定に署名しました。ペルーは広大な熱帯雨林を有しており、炭素クレジット取引における主導的な役割を果たすことが期待されています。
これらの協力協定により、日本企業は海外での炭素クレジット取引への参入機会が増加します。また、炭素中立化の目標達成に向けた国際的な取り組みに貢献します。
関連情報
- JETRO 海外市場調査レポート「炭素クレジット市場の動向と日本企業のビジネス展開（2023年）」 www.jetro.go.jp/ext_images/research_report/2023/ai/pdf/200712_report.pdf
- 経済産業省「GX-JIP（グリーントランスフォーメーション-ジャパン・イノベーションプラットフォーム）プロジェクト」 www.meti.go.jp/policy/innovation/gx_jip/carbon_credit.html
- 国際エネルギー機関（IEA）「世界エネルギー展望」 www.iea.org/reports/world-energy-outlook
シンガポール、ザンビアとペルーと炭素クレジット協力でそれぞれ進展
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