中部電力、岐阜県における送電線新設の環境影響評価方法書を公開
中部電力は、2024年11月26日に、岐阜県における新しい500kV送電線の建設に関する環境影響評価方法書を公開しました。この新設送電線は「500kV関ケ原北近江線」と名付けられ、岐阜県関ケ原町から滋賀県近江八幡市までを結んでいます。
目的と必要性
500kV関ケ原北近江線の建設は、次のような目的で行われます。
- 関西地方と中部地方の間の送電容量を増加させる
- 安定した電力供給を確保し、停電のリスクを低減する
- 再生可能エネルギー源の開発を支援する
計画の概要
500kV関ケ原北近江線は約60kmの長さで、2回線の送電線を架設する予定です。送電塔の高さは約80mで、建設には約4～5年を要するとされています。
環境影響評価
中部電力は、この送電線建設が環境に与える影響を評価するために、環境影響評価を実施しています。評価方法書では、次のような項目について調査・検討が行われます。
- 景観への影響
- 電磁界の影響
- 生態系への影響
- 地質・水質への影響
パブリックコメントの募集
環境影響評価方法書は、岐阜県のホームページおよび中部電力のホームページで公開されており、2025年2月9日まで縦覧することができます。一般からの意見やコメントは、2025年3月15日まで募集されます。
中部電力は、パブリックコメントを慎重に検討し、環境影響を最小限に抑えるために必要な措置を講じると述べています。
関連情報
- 中部電力：500kV関ケ原北近江線新設に係る岐阜県環境影響評価方法書の提出および縦覧について
- 岐阜県：500kV関ケ原北近江線新設に係る環境影響評価方法書の縦覧について
500kV関ケ原北近江線新設に係る岐阜県環境影響評価方法書の提出および縦覧について
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