日印防衛相会談で安全保障強化に合意
2024年11月22日、防衛省・自衛隊は、インドのラジナート・シン国防大臣と日本の浜田靖一防衛大臣が会談し、両国の安全保障協力を強化することで合意したと発表しました。
この会談は、日本とインドが防衛協力の強化に取り組む「日印防衛協力・交流ロードマップ」の枠組みで行われました。
会談では、両国は以下に合意しました。
- 装備品協力の拡大：日本は、インドにUAV（無人航空機）やレーダーなどの防衛装備品の共同開発・生産の提案を行います。
- 軍事演習の強化：両国は、共同軍事演習の規模と頻度を拡大します。
- 情報共有の促進：両国は、サイバーセキュリティ、海上安全保障、テロ対策に関する情報共有を強化します。
- 防衛産業協力の促進：両国は、防衛産業の相互協力の拡大に向けた枠組みの策定を検討します。
また、会談では以下についても話し合われました。
- 自由で開かれたインド太平洋の維持：両国は、中国の軍事的台頭を懸念し、自由で開かれたインド太平洋を維持する重要性を確認しました。
- ウクライナ情勢：両国は、ウクライナに侵攻したロシアを非難し、ウクライナの主権と領土一体性を支持しました。
背景
日本とインドは、近年、安全保障関係を強化しています。両国は、2015年に「日印防衛協力・交流ロードマップ」に署名し、防衛協力の拡大に取り組んでいます。また、2022年には、両国は「相互提供協定（ACSA）」を締結し、燃料や食料などの物資やサービスの相互提供を可能にしました。
関連情報
- 日印防衛協力・交流ロードマップ：www.mod.go.jp/j/press/phase1/2015/pdf/150911_01.pdf
- 相互提供協定（ACSA）：www.mod.go.jp/j/press/news/2022/03/21.html
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