神戸大学が「第35回山口誓子学術振興基金公開講演会」を開催
2024年11月21日（金）午前3時、神戸大学が「第35回山口誓子学術振興基金公開講演会」を開催しました。
山口誓子について
山口誓子（1884-1981）は、日本の俳人です。俳句における写生（現実をそのままありのままに描くこと）を重視し、「新傾向俳句」運動を主導しました。また、現代俳句の基礎を築くなど、俳句界に多大な貢献をした人物です。
公開講演会の概要
今回の公開講演会では、俳人・俳文学研究家の稲畑汀子が「俳句的発想の心と健康」と題して講演を行いました。
稲畑氏は、俳句を詠むことで得られる視点や生き方が心の健康に役立つと説明しました。具体的には、俳句の「季語」や「切れ」といった要素が、日常の些細な出来事に気づき、感性豊かに生きることの重要性を示唆していることを強調しました。
また、俳句が認知症の予防や改善に役立つ可能性についても触れ、俳句の詠作や鑑賞が脳を活性化する効果について紹介しました。
公開講演会への反応
公開講演会は多くの参加者を集め、稲畑氏の講演は好評を博しました。参加者からは、「俳句の奥深さに改めて気づいた」「俳句を詠んでみようと思った」といった声が聞かれました。
山口誓子学術振興基金
山口誓子学術振興基金は、山口誓子の俳句精神や芸術性を後世に伝えることを目的に設立された基金です。公開講演会の開催は、基金の活動の一環として行われています。
関連情報
- 神戸大学ウェブサイトのイベント情報ページ： www.kobe-u.ac.jp/events/detail/index.html?id=21271
- 稲畑汀子のウェブサイト： inabatahtei.com/
- ** 山口誓子学術振興基金のウェブサイト：** www.yamaguchiseishi.or.jp/
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