滋賀県、令和5年度廃棄物焼却炉等のダイオキシン類の行政検査結果について

滋賀県、ダイオキシン類検査で良好な結果を発表

滋賀県は2024年11月22日に、「令和5年度廃棄物焼却炉等のダイオキシン類の行政検査結果について」を発表しました。同検査は、県の廃棄物焼却炉や産業廃棄物焼却炉などから排出されるダイオキシン類の排出状況を調査するため、毎年実施しています。

検査結果

今年の検査では、県内の廃棄物焼却炉14基と産業廃棄物焼却炉5基の計19基を対象に実施されました。

結果として、すべての施設が環境基準値である2.0ナノグラム-TEQ/Nm³を下回り、良好な結果が得られました。最も低い数値は0.01ナノグラム-TEQ/Nm³で、環境基準値の100分の1以下という低い値でした。

関連情報

ダイオキシン類とは？ ダイオキシン類は、廃棄物の燃焼や工業プロセスから発生する有害物質で、発がん性や生殖障害などの健康被害を引き起こす恐れがあります。
環境基準値 環境基準値は、環境に排出されるダイオキシン類の許容範囲を示す数値です。滋賀県では、厚生労働省が定める「大気中に排出されるダイオキシン類に係る環境基準」に準拠しています。
検査方法 検査は、焼却炉から排出される排ガスをサンプリングし、分析機器でダイオキシン類の濃度を測定して行われます。
財務産省、20年利付国債（1月債）の発行予定額等（令和7年1月9日公表）

県の取り組み

滋賀県では、ダイオキシン類排出の低減に向けて、廃棄物焼却炉の適正な運転や保守点検の徹底、産業廃棄物の適正処理の指導などに努めています。

今回の検査結果を受け、県は今後もこれらの取り組みを継続して行い、県民の健康と環境の保全に努めていくとしています。