東京証券取引所が国際協力機構(JICA)の債券上場を承認
2024年11月21日、日本取引所グループは、独立行政法人である国際協力機構(JICA)が発行する総額300億円の債券が、東京証券取引所のTOKYO PRO-BOND Marketに上場されることを承認したと発表しました。
TOKYO PRO-BOND Marketについて
TOKYO PRO-BOND Marketは、上場基準を満たす非政府系機関による円建て社債を主な対象とした債券市場です。この市場は、発行体の資金調達を容易にし、投資家に多様な投資機会を提供することを目的としています。
国際協力機構(JICA)について
JICAは、開発途上国に対する経済・技術協力を行う独立行政法人です。日本政府を代表して、無償資金協力、技術協力、円借款などを提供しています。今回の債券発行は、JICAの海外協力活動を支援するための資金調達となります。
債券の発行条件
今回の債券は、以下の条件で発行されます。
- 発行日:2024年11月26日
- 発行額:300億円
- 利率:年率1.00%
- 償還日:2026年11月25日
- 募集形式:公募
- 格付:格付投資情報センター(R&I)による「AAA」
市場の反応
この債券上場の承認は、市場から歓迎されています。TOKYO PRO-BOND Marketへの新規上場は、市場の深さと流動性を高めることが期待されています。また、JICAの高い信用力と開発協力への貢献が、投資家の関心を集めると予想されています。
今後の見通し
東京証券取引所は、今後さらにTOKYO PRO-BOND Marketの活性化に取り組むとしています。非政府系機関による資金調達手段の多様化と、投資家にとって魅力的な投資機会の提供が期待されています。
[東証]新規上場の承認(TOKYO PRO-BOND Market):独立行政法人 国際協力機構 総額300億円の債券
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