千葉県が「国登録有形文化財（建造物）」を登録
発表日：2024年11月22日
千葉県は2024年11月22日、以下の建造物を「国登録有形文化財（建造物）」として登録したことを発表しました。
建造物名：旧市原市立金沢小学校本館 所在地：千葉県市原市金沢384 登録日：2024年11月22日
旧市原市立金沢小学校本館について
旧市原市立金沢小学校本館は、1920年（大正9年）に建てられた木造2階建ての校舎です。当時は「金沢尋常小学校」と呼ばれており、地域の教育の中心的存在でした。
特徴的なのは、正面玄関上の三角破風や、1階の外壁に施された漆喰塗りの装飾です。また、内部には当時のままの教室や廊下が残されており、当時の教育環境を彷彿とさせます。
登録の意義
この建造物の登録は、以下の理由から重要です。
- 歴史的価値：千葉県における大正期の学校建築の歴史を示す貴重な例である。
- 建築学的価値：伝統的な木造建築技術を駆使した高い意匠性と機能美を有する。
- 教育的価値：過去の教育環境を伝える貴重な資料であり、郷土教育の教材としても有用である。
関連情報
- 「国登録有形文化財（建造物）」とは、国の文化審議会において重要と認められた建造物であり、保存と活用が図られています。
- 千葉県には、現在53件の国登録有形文化財（建造物）があります。
- 千葉県では、今後も地域の文化財の保護と活用に取り組んでいくとしています。
国登録有形文化財（建造物）の登録について（令和6年11月22日）
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