川崎市が救急車の適正利用を呼びかけ
川崎市は、2024年11月12日午前4時53分に「救急車の適時・適切な利用（適正利用）にご協力を！」と題するプレスリリースを発表しました。
救急車の適正利用の重要性
救急車は、命に関わるような緊急事態に迅速に対応するために欠かせないものです。しかし、近年では救急車の出動件数が増加傾向にあり、中には軽症や受診可能な症状でも救急車を呼ぶケースが増えています。
救急車が不適切に使用されると、本当に必要な人が救急車を呼べなくなる可能性があります。また、救急隊の負担も増え、救急医療の質の低下につながるおそれがあります。
適正利用の基準
川崎市では、救急車を呼ぶべき基準として以下を挙げています。
- 心臓や呼吸が止まっている
- 激しい胸痛や腹痛がある
- 高熱が続き、手足がけいれんする
- 意識がなくなる、けいれんする
- 大出血している
- 骨折や脱臼などのけがで動けない
軽症の場合の対処法
軽症の場合は、救急車を呼ばずに以下の対応を検討してください。
- かかりつけの医療機関に電話で相談する
- 受診可能な診療所に自分で行く
- 夜間や休日など医療機関が閉まっている場合は、夜間救急センターを利用する
救急車の適正利用のための取り組み
川崎市では、救急車の適正利用を促進するためのさまざまな取り組みを行っています。
- 市民向けの啓発活動
- 医療機関との連携による救急車の適時・適切な利用の指導
- 救急搬送後のフォローアップ
- 救急車の適正利用に関する条例の制定
市民への協力依頼
川崎市は、市民一人ひとりの協力が救急車の適正利用に不可欠であると述べています。緊急事態では躊躇なく救急車を呼びますが、軽症の場合はまずは他の手段を検討しましょう。
救急車を適正に使用することで、命に関わる緊急事態に対応する救急医療の質を向上させ、誰もが必要なときに救急医療を受けられるようにしましょう。
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