中国電力、島根原発1号機の廃止措置計画を更新
発表日：2024年11月12日 6時00分
中国電力は、島根原子力発電所1号機の廃止措置計画を更新しました。この更新では、廃止措置の実施状況が報告されています。
廃止措置計画
廃止措置計画とは、原子力発電所を運転終了後、安全に廃止するための計画です。島根原発1号機の廃止措置計画は、原子力規制委員会の審査を受け、2018年12月に認可されています。
廃止措置の実施状況
今回の更新では、以下を含む廃止措置の実施状況が報告されています。
- 燃料の搬出：使用済核燃料はすべて施設外へ搬出されています。
- 建屋等の解体：補助建屋や冷却塔などの非核関連建屋の解体作業が進められています。
- 汚染物資の処理：放射性物質を含んだ汚染物資の処理が進められています。
- 環境モニタリング：廃止措置の影響を評価するために、環境モニタリングが行われています。
廃止措置の工程
島根原発1号機の廃止措置は、以下の工程で行われます。
- 運転終了： 2009年12月に運転を終了しています。
- 廃止措置の実施： 現在実施中。
- 原子炉の除染： 廃止措置の最終段階で、原子炉内部を除染します。
- 施設の廃止： 原子炉の除染完了後、施設を廃止します。
- 最終処分： 使用済核燃料や放射性廃棄物の最終処分を行います。
今後の方針
中国電力は、廃止措置計画に沿って安全かつ着実に廃止措置を実施していくとしています。また、住民や関係者とのコミュニケーションを図りながら、透明性のある廃止措置を進めていく方針です。
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