島牧郡島牧沖で洋上風力発電事業の環境影響評価に知事意見
2024年11月11日、北海道は「（仮称）島牧郡島牧沖洋上風力発電事業」の計画段階環境配慮書について、知事意見を述べました。
事業概要
この事業は、島牧郡島牧沖に最大60基の洋上風力発電機を設置し、総出力約30万キロワットを発電するというものです。これにより、年間約90万トンの二酸化炭素排出量削減が見込まれます。
知事意見
知事は、この事業が再エネの普及や地球温暖化対策に資するものであることを評価しました。一方で、次の点について懸念を表明しています。
- 漁業への影響: 風力発電機が漁業活動の妨げにならないよう、漁業関係者との十分な協議が必要です。
- 景観への影響: 洋上風力発電機が島牧の景観に与える影響を調査し、適切な対策を講じる必要があります。
- 海洋生物への影響: 風力発電機の建設や稼働が海洋生物に影響を与えないよう、調査やモニタリングが必要です。
知事は、事業者がこれらの懸念事項を慎重に検討し、環境への影響を最小限に抑える対策を講じるよう求めています。
今後のスケジュール
この事業は現在、環境影響評価の手続きを進めています。知事意見を踏まえて、事業者は評価書を修正し、経済産業省に再提出します。経済産業省は評価書を審査し、事業を認可するかどうかの判断を行います。
関連情報
- 北海道による知事意見の全文：https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/3/4/2/6/3/s500532/s500532.html
- （仮称）島牧郡島牧沖洋上風力発電事業計画段階環境配慮書：https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/csr/csr/pdf/kff202002_simakutyu_simakioki.pdf
【環境影響評価】「（仮称）島牧郡島牧沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」に知事意見を述べました。（11/11）
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