川崎重工、第2四半期決算で利益改善
川崎重工は2024年11月8日、2024年度第2四半期（4～9月）の決算説明資料を公開しました。同社は、売上高が前年同期比10.7%増の1兆8,604億円、営業利益が同45.4%増の1,349億円と大幅な利益改善を記録しました。
業績改善の要因
業績改善の要因としては、以下の点が挙げられます。
- 宇宙航空事業の好調
- エネルギー・プラント事業の採算性改善
- 防衛・宇宙事業の受注増
宇宙航空事業では、人工衛星の受注が堅調に推移し、売上高が前年同期比58.2%増となりました。エネルギー・プラント事業では、火力発電所の受注回復やコスト削減により、営業利益率が改善しました。また、防衛・宇宙事業では、主力の航空機や宇宙システムの受注が堅調で、売上高が前年同期比7.4%増となりました。
通期見通し
川崎重工は通期の業績見通しを据え置き、売上高を前年比10.4%増の3兆8,000億円、営業利益を同44.2%増の2,900億円としています。同社は、宇宙航空事業のさらなる成長や防衛・宇宙事業の受注拡大に期待を寄せています。
関連情報
- 川崎重工 決算説明資料（PDF）：[リンク挿入]
- 川崎重工 公式ウェブサイト：https://www.khi.co.jp/
補足
- 川崎重工は、造船、航空機製造、重工業を手がける大手総合重工メーカーです。
- 同社は宇宙航空事業を成長事業と位置づけ、人工衛星やロケットの開発に注力しています。
- 防衛・宇宙事業では、航空自衛隊向け戦闘機「F-2」や海上自衛隊向け潜水艦「そうりゅう」などの製造・開発を担っています。
2024年度第2四半期 決算説明資料 (PDF:3.18MB)
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