東京都の私立学校における児童生徒の問題行動実態調査
東京都は2024年11月1日、「都内私立学校の児童生徒の問題行動等の実態」と題する調査結果を公表しました。この調査は、都内の私立小・中・高校を対象に実施され、2023年度における問題行動の発生状況を明らかにしています。
調査結果
調査によると、2023年度に発生した問題行動は次のとおりです。
- いじめ: 1,234件（前年度比4.7%減）
- 暴力行為: 457件（前年度比2.1%減）
- 不登校: 2,568人（前年度比1.5%増）
- 学級崩壊: 157件（前年度比9.6%減）
- 窃盗: 269件（前年度比5.4%減）
- ネットいじめ: 316件（前年度比12.3%増）
前年度との比較
全体的に見ると、いじめ、暴力行為、窃盗などの問題行動は減少傾向にあります。一方で、ネットいじめや不登校は増加しています。
問題行動の原因
調査では、問題行動の原因として以下が挙げられています。
- 家庭環境の問題
- 友達関係の不和
- 学校生活上のストレス
- ソーシャルメディアの影響
都の取り組み
東京都は、これらの問題行動への対応として、次のような取り組みを実施しています。
- いじめ防止対策の強化
- 児童生徒の心の健康支援
- 学校と家庭の連携強化
- 教員の研修充実
その他の関連情報
- この調査は、私立学校のみに対象を絞ったものです。公立学校における問題行動の実態については、別途調査が必要です。
- 東京都教育委員会は、不登校に関する相談窓口を設けています。
- いじめやネットいじめに関する相談窓口も、東京都や警察などに設置されています。
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