名古屋城で伝統の「すす払い」が公開
名古屋市は2024年11月1日午前1時から、名古屋城本丸御殿の「すす払い」を公開します。
すす払いは、年末の大掃除の一環として行われる伝統行事。名古屋城では、120年以上前に完成した本丸御殿の床や欄間、襖などからすすを払います。
今年は、本丸御殿の「表書院」と「上洛殿」で公開されます。表書院は、江戸時代に尾張藩の藩主が客人を迎える部屋として使用され、上洛殿は将軍上洛の際に宿泊する部屋として使われました。
すす払いの作業は、名古屋城下町に住む町人たちが江戸時代から伝わる技法で行われます。長柄の竹ぼうきに柔らかな鳥の羽を巻いた「すす払い羽箒」を使用し、こまめに叩いてすすを払います。
公開では、実際にすす払いの様子を見学することができます。また、作業後の御殿を特別公開し、普段見ることのできないすす払い後の清々しい空間を堪能できます。
関連情報
- 開催日時：2024年11月1日（金）午前1時～午前4時
- 場所：名古屋城本丸御殿「表書院」「上洛殿」
- 料金：無料
- アクセス：地下鉄名城線「名城公園駅」から徒歩約5分
注意:
- 公開は雨天決行ですが、強風や悪天候の場合は中止となる場合があります。
- 撮影は可能です。ただし、フラッシュ撮影や三脚の使用は禁止です。
- 当日は大変混雑することが予想されます。公共交通機関のご利用や時間帯に余裕を持ったご来場をお勧めします。
江戸時代から続く伝統行事を間近で見学できる貴重な機会です。名古屋城の清々しい姿をぜひお楽しみください。
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