サッポロビール、ビール副産物をアップサイクルした紙コップ「もるたん」開発
サッポロビール株式会社は、ビール類の製造過程で発生する副産物「モルトフィード」をアップサイクルし、紙コップ「もるたん（maltum）」を開発しました。
モルトフィードとは？
モルトフィードは、ビール麦を発芽させて麦芽に変換する工程で発生する、ビールの副産物です。栄養価が高い飼料として利用されていますが、一般的に廃棄物として扱われています。
「もるたん」の特徴
「もるたん」は、モルトフィード由来の繊維を紙パルプに添加して作られています。この繊維により、強度と耐久性が向上し、耐熱性にも優れています。また、モルトフィード独特の茶色い色合いが特徴的です。
アップサイクルの意義
モルトフィードをアップサイクルすることで、廃棄物を有効利用し、資源の循環を促進することができます。また、モルトフィードの繊維を活用することで、紙コップの強度と品質を向上させることができます。
発売時期と展開
「もるたん」は、2024年11月1日に発売予定です。当初はイベントや一部の飲食店での提供を予定していますが、将来的にはより広く普及させることを目指しています。
サッポロビールの取り組み
サッポロビールは、環境に配慮した事業展開を重視しています。モルトフィードのアップサイクルは、循環型社会の実現に向けた取り組みの一環です。同社では今後も、持続可能な社会の構築に貢献する製品やサービスの開発に取り組んでいくとしています。
ビール類の副産物モルトフィードをアップサイクルした紙コップ「もるたん（maltum）」を開発
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