マツダと広島大学が藻から次世代バイオ燃料の開発へ
2024年10月31日、マツダ株式会社と広島大学は、共同で藻類を活用した次世代バイオ燃料の研究開発に着手すると発表しました。
背景
運輸部門における温室効果ガス排出量削減が世界的な課題となっており、化石燃料依存からの脱却が求められています。バイオ燃料は、持続可能な代替燃料として注目されていますが、現時点では主に植物由来のものが主流です。
藻を活用したバイオ燃料の利点
藻類は、植物に比べて成長が早く、単位面積あたりの生産量が大きいという特徴があります。また、二酸化炭素を効率的に吸収するため、温室効果ガス排出量の削減にも貢献します。
共同研究の内容
マツダと広島大学は、以下のような研究を行います。
- 藻類の培養条件の最適化
- 藻類からバイオ燃料を効率的に抽出する技術開発
- バイオ燃料の性能評価
高校生との連携
マツダと広島大学は、この研究開発プロジェクトに広島県立高陽高校の生徒を巻き込みます。生徒たちは、藻類の培養やバイオ燃料の抽出に関わる実験に参加し、科学技術への理解を深めます。
今後の展望
マツダと広島大学は、2025年までに藻類由来バイオ燃料の試作品を完成させることを目指しています。このバイオ燃料が実用化されれば、カーボンニュートラル社会の実現に貢献することが期待されます。
関連情報
- マツダのプレスリリース：https://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2024/202410/241031a.html
- 広島大学のプレスリリース：https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/topics/2024/241031.html
藻で次世代のバイオ燃料をつくる!?マツダ×広島大学の挑戦〜高校生が問うクルマの未来〜
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