長野県が市街地ツキノワグマ出没対処訓練を実施へ
長野県林務部森林づくり推進課は、2024年10月29日午前7時より、「市街地へのツキノワグマの出没時に備えて市街地出没対応訓練」を実施します。
訓練の目的
近年、長野県ではツキノワグマの市街地への出没が急増しています。この訓練は、市街地にツキノワグマが出没した場合の適切な対応方法を住民や関係機関が習得し、被害の防止を図ることを目的としています。
参加者
- 長野県職員
- 市町村職員
- 警察官
- 消防隊員
- 自治会役員
- その他関係者
訓練内容
- 市街地におけるツキノワグマの出没状況の確認
- ツキノワグマの習性や行動特性に関する講義
- 遭遇時の適切な対応方法の実践訓練（模擬訓練）
- 防除技術の確認（銃器による捕獲・麻酔銃による無力化）
関連情報
- ツキノワグマの出没状況：長野県では過去5年間で500件以上のツキノワグマの出没が確認されています。市街地での出没も増加傾向にあります。
- ツキノワグマの習性：ツキノワグマは基本的に臆病な動物ですが、餌を求めて市街地に進入することがあります。果物やゴミなどの餌を求めて住宅地や公園に出没することもあります。
- 遭遇時の適切な対応：ツキノワグマに出会ったら、慌てずに落ち着いて対応しましょう。ゆっくりと後退し、背を向けずにツキノワグマから目を離さないことが大切です。絶対に走ったり、餌を与えたりしてはいけません。
長野県では、ツキノワグマ対策として、生息環境の改善や防除対策の強化に取り組んでいます。また、住民向けの出没情報提供や注意喚起など、被害防止に向けた対策を実施しています。
今回の訓練を通して、市街地におけるツキノワグマ出没への対応能力を高め、住民の安全確保に努めます。
市街地へのツキノワグマの出没時に備えて市街地出没対応訓練を行います（林務部森林づくり推進課）
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