北海道バイオマスエネルギーが特別清算、木質バイオマス発電事業を停止
東京商工リサーチによると、北海道バイオマスエネルギー株式会社（以下 北海道バイオマス）が2024年10月29日、釧路地方裁判所から特別清算開始決定を受けました。
北海道バイオマスは、2010年に設立された、木質バイオマス発電事業を展開する会社です。北海道厚岸町に発電所を構え、木質チップを燃料として発電を行ってきました。
しかし、新型コロナウイルスの影響や燃料価格の高騰により経営が悪化し、2023年3月末に発電事業を停止していました。その後も再建を目指しましたが、債務超過に陥り、今回の特別清算に至りました。
特別清算手続きにより、北海道バイオマスの資産は清算され、債権者に分配されます。債権者への配当金は、資産状況によって決定されます。
北海道バイオマスの破綻は、バイオマス発電業界に影響を及ぼす可能性があります。バイオマス発電は再生可能エネルギー源として注目されていますが、事業化には課題も少なくありません。
特に、燃料となる木質チップの調達や発電コストの抑制が課題となっており、北海道バイオマスの破綻は、これらの課題を改めて浮き彫りにしました。
北海道バイオマスエネルギー（株）が特別清算、今年3月末に木質バイオマス発電事業を停止していた
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