北海道で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認
2024年10月17日、農林水産省は北海道の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が発生したことを発表しました。
疑似患畜とは、病原体の感染が疑われるものの、まだ確定していない動物のことです。
経緯
10月16日、この養鶏場で飼育されているニワトリが急死しているのが発見されました。その後、農林水産省が調査を行ったところ、高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が疑われる症状が認められました。
対応
農林水産省は、この養鶏場を移動制限区域に指定し、家畜の移動や搬出を禁止しました。また、隣接する養鶏場にも警戒区域を設け、監視を強化しています。
さらに、農林水産省は「鳥インフルエンザ防疫対策本部」を開催し、関係機関と連携して感染拡大の防止に努めています。
関連情報
高病原性鳥インフルエンザは、主にニワトリやアヒルなどの家禽に感染するウイルス性疾患です。人間への感染例は確認されていませんが、家禽産業に大きな被害をもたらします。
日本国内では、過去にも高病原性鳥インフルエンザが発生しており、直近では2021年に岡山県で確認されています。
対策
高病原性鳥インフルエンザを防ぐためには、以下の対策が重要です。
- 家禽を他家禽と接触させない
- 家禽を飼育する場所に消毒液を置く
- 家禽の不審な行動や死亡に注意する
- 野鳥との接触を避ける
農林水産省は、家禽を飼育している方や関連業者に対し、感染防止対策の徹底を呼びかけています。
北海道における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認及び「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」の開催について
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