秋田市、自殺対策計画の第2期を公開
秋田市は、2024年10月16日（水）午前3時に『第2期秋田市民の心といのちを守る自殺対策計画』を公開しました。
第2期計画の概要
この計画は、2025年から2031年までの7年間を対象としています。第1期計画の成果を踏まえ、以下の重点課題に焦点を当てています。
- 自殺の兆候の早期発見と支援の強化
- 自殺予防活動の普及と啓発
- 自殺後遺族ケアの充実
重点施策
計画には、重点課題を達成するための具体的な施策が盛り込まれています。主な施策としては、次のようなものがあります。
- 学校における自殺予防教育の充実：小中学校や高校で、自殺予防に関する教育を強化します。
- 地域コミュニティでの支援体制の強化：地域の相談員やピアサポーターの育成、相談窓口の充実を行います。
- インターネット上の自殺関連情報の拡散防止：SNSや検索エンジンと協力して、有害な情報の拡散を防止します。
- 自殺後遺族へのケアの充実：悲しみに寄り添い、精神的・経済的な支援を提供します。
背景と関連情報
秋田県は、全国平均を上回る自殺率となっています。2021年の人口10万人あたりの自殺死亡率は27.1で、全国平均の15.8を大きく上回っています。
この計画は、秋田市の関連機関や専門家、市民団体などと協力して策定されました。また、厚生労働省の「自殺対策強化月間（9月）」に合わせたタイミングで公開されました。
今後の展望
秋田市は、この計画を積極的に推進し、市民の心と命を守るための取り組みを強化していくとしています。関連機関や地域住民と連携し、自殺をゼロにすることを目指します。
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