岩手県が紅麹を含む健康食品の取り扱いに関する注意喚起を発表
岩手県は、2024年10月16日午前7時に、「紅麹を含む健康食品の取扱いについて」という文書を公開しました。この文書は、紅麹を含む健康食品の安全性の懸念に関するものです。
紅麹とは
紅麹は、赤い色素が特徴の糸状菌です。主に沖縄料理の紅麹みそや紅麹酢などの発酵食品に使用されます。紅麹には、ロバスタチンという成分が含まれており、この成分にはコレステロール値を下げる作用があると考えられています。
懸念される健康被害
近年、紅麹を含む健康食品を摂取した後に、筋肉痛や脱力感、肝機能障害などの健康被害が発生する事例が報告されています。これらの症状は、ロバスタチンによる副作用と考えられています。ロバスタチンは、スタチン系と呼ばれるコレステロール降下薬の成分でもあります。
岩手県の対応
岩手県では、紅麹を含む健康食品の安全性を確保するために、以下の対応を取っています。
- 紅麹を含む健康食品の販売者に対する指導・監督
- 消費者への注意喚起
- 調査・研究の実施
消費者への注意喚起
岩手県は、紅麹を含む健康食品を摂取する際には、以下の点に注意するよう呼び掛けています。
- 妊娠中または授乳中の方は摂取を控える。
- 肝臓疾患や腎臓疾患がある方は摂取前に医師に相談する。
- スタチン系コレステロール降下薬を服用している方は摂取を避ける。
- 体調に異常を感じた場合は、速やかに医師に相談する。
関連情報
- 岩手県「紅麹を含む健康食品の取扱いについて」 www.pref.iwate.jp/fukushihoken/kenkou/kenkou/eisei/anzen/koushoku/koushoku20241016.html
- 厚生労働省「紅麹を含む健康食品の安全性について」 www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000096794.html
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