広島県、青少年健全育成条例を改正
広島県は2024年10月15日に、広島県青少年健全育成条例の一部を改正しました。
改正の主なポイント
- デジタル機器の使用制限を明文化:
- 学校教育法で定められた教育課程外の時間に、児童生徒がスマートフォンなどのデジタル機器を使用することを禁止。
- 保護者の管理責任の強化:
- 保護者は、児童生徒のデジタル機器の使用を適切に管理し、フィルタリングなどの対策を講じる義務を負う。
- 教育機関の責任の明確化:
- 教育機関は、児童生徒のデジタル機器使用について指導や支援を行う。
- 有害情報への対策:
- 県は、有害情報から児童生徒を保護するための対策を講じる。
- 罰則の強化:
- 条例違反者には、罰金や懲役刑が科される可能性がある。
背景と目的
この改正は、児童生徒のネット依存や有害情報への曝露を防ぐことを目的としています。近年、デジタル機器の使用によるトラブルが増加しており、県は児童生徒の健全な成長に影響を与えることを懸念しています。
関連情報
- 改正された広島県青少年健全育成条例全文: [https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/kyouikubunka/seishounen/seishounen-kenzenseiyokujo/jousei-kensenseiyoku-koutei-r2.html]
- ネット依存に関する厚生労働省のガイドライン: [https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kokoro/net_io/index.html]
- デジタル機器使用によるトラブルの相談窓口:
- 全国青少年ネット依存症対策連絡協議会: 0570-030-996
- こども・若者応援サイト「ナビっち」: 050-5877-4550
保護者と教育機関への協力依頼
県では、改正条例の施行にあたって、保護者と教育機関の協力と理解を求めています。
- 保護者の方へ:
- お子様のデジタル機器の使用を適切に管理し、フィルタリングなどの対策を講じましょう。
- お子様とデジタル機器の使い方について話し合いましょう。
- 教育機関の方へ:
- 児童生徒へのデジタル機器使用に関する指導や支援を行いましょう。
- 保護者への情報提供や啓発活動を行いましょう。
広島県は、今回の改正条例を通じて、児童生徒の健全な成長とネット社会での安全を確保することを目指しています。
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