東広島市内の学校トイレに生理用品の常備が拡大
広島国際大学によると、2023年秋時点で、東広島市内の小中学校のうち、約7割にあたる31校が学校トイレに生理用品を常備しています。
この動きは、東広島市が2023年4月に生理用品の無償配布事業を開始したことに端を発しています。市は、生理用品の負担軽減や生理に対する理解の促進を目的として、中学生と高校1・2年生の女子生徒に生理用品を配布しています。
学校トイレへの常備には、市内の学校保健会が中心となって取り組んでいます。保健会は、生徒の健康管理や衛生指導を担っており、生理用品の常備は生徒の体調不良や衛生面のサポートにつながると考えています。
生理用品の常備は、生徒からも歓迎されています。とある中学校の生徒会長は、「生理用品が急に必要になった時、とても助かります」と話しています。
東広島市教育委員会は、今後、すべての学校に生理用品を常備することを目指しています。また、生理に関する正しい知識や理解を生徒に普及するために、保健の授業や講演会を実施しています。
背景
生理用品の常備は、生理の貧困や生理に対する偏見をなくすための重要な取り組みとして注目されています。生理の貧困とは、生理用品を購入するのに十分な収入がない状態を指します。また、生理に対する偏見は、生理を汚れたものや恥ずかしいものと捉える考え方です。
生理用品の常備は、生徒の健康と衛生を守り、生理に関する正しい理解を醸成することに貢献します。
関連情報
- 東広島市生理用品無償配布事業：https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/soshiki/34/seiriyo_0000000675.html
- 学校保健会：https://www.jphn.or.jp/schoolhealth/
- 生理の貧困：https://www.womensactiontank.org/archives/2420
- 生理に対する偏見：https://www.huffingtonpost.jp/entry/stigma-of-menstruation_jp_60ae7203c5b69f9331ad1469
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