沖縄県、MICE開催実態調査を実施
沖縄県は、2024年10月11日午前6時に『沖縄県MICE開催実態調査』を公表しました。調査は、2023年4月から6月にかけて実施され、県内でMICE（国際会議、展示会、報奨旅行）を開催した企業や団体を対象に行われました。
調査結果の概要
調査の結果、以下のことが明らかになりました。
- 2023年度に沖縄県内で開催されたMICEの数は、96件でした。
- 参加者数は合計約57,000人で、このうち県外からの参加者は約23,000人でした。
- 開催されたMICEの規模は、小中規模が中心で、規模が大きいイベントは全体の約1割を占めていました。
- MICE開催にかかった経費は、平均で約1億円でした。
関連情報
- MICEとは?
MICEとは、Meetings, Incentives, Conventions, Exhibitionsの略で、国際会議、展示会、報奨旅行などのビジネスイベントを指します。近年、沖縄県ではMICEの誘致に力を入れており、2023年度には「沖縄MICE振興条例」が制定されました。
- 沖縄県のMICEの強み
沖縄県は、温暖な気候、国際アクセスが良いロケーション、豊かな文化など、MICE開催に適した多くの強みを持っています。また、県内には首里城公園や美ら海水族館など、世界的に有名な観光スポットがあり、MICE開催と観光を組み合わせたプランも可能です。
- 調査の目的
この調査は、沖縄県におけるMICE開催の実態を把握し、将来のMICE誘致戦略を立案するために実施されました。調査結果を基に、県はMICE産業のさらなる振興に向けて、企業や団体への支援策などの施策を検討する予定です。
今後の展開
沖縄県は、MICE産業を県の経済成長の柱の一つと位置づけており、今後ともMICE誘致に積極的な姿勢で取り組んでいく方針です。県では、2025年の「大阪・関西万博」や2027年の「沖縄サミット」などを契機に、MICEのさらなる拡大を目指しています。
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