「原水爆被害者団体協議会」がノーベル平和賞を受賞、広島県知事のコメント
2024年10月11日
広島県は、2024年10月11日午前11時に「日本原水爆被害者団体協議会」（被団協）がノーベル平和賞を受賞したことについて、湯崎英彦知事のコメントを公表しました。
湯崎英彦広島県知事のコメント
「被団協の受賞は、被爆の実相を世界に訴え、核兵器廃絶に向けた取り組みを長年続けてきた方々の努力が評価されたものです。心からお祝いを申し上げます。
被爆の実相は、核兵器の恐ろしさと人類の過ちを物語っています。被団協の受賞を機に、核兵器のない世界の実現に向けて、さらに努力を尽くしていく決意を新たにします。」
被団協について
被団協は、広島と長崎の原爆被爆者団体で構成される組織です。核兵器廃絶と被爆者支援を目的として、1954年に設立されました。被爆者支援、核兵器の廃絶、核被爆の記録と継承など幅広い活動を行っています。
ノーベル平和賞受賞までの道のり
被団協は、核兵器の惨劇を世界に伝え、核兵器廃絶の機運を醸成してきたとして、ノーベル平和賞にノミネートされてきました。2017年には、核兵器禁止条約の採択にも貢献したとして、受賞が有力視されていましたが、受賞には至りませんでした。
2024年、被団協は「核兵器の惨劇の恐ろしさとそれを二度と起こしてはいけないというメッセージを発信し、核兵器廃絶に向けた抜本的な活動に尽力してきた」として、ついにノーベル平和賞を受賞しました。
関連情報
- 広島県公式サイト：https://www.pref.hiroshima.lg.jp/
- 被団協公式サイト：https://www.hibakusha.or.jp/
- ノーベル財団公式サイト：https://www.nobelprize.org/
「日本原水爆被害者団体協議会」ノーベル平和賞受賞に係る知事コメント
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