Panasonic、ナノイー技術を活用し「ヘイズ」の有害物質を抑制
公開日：2024年10月10日 05:00
報道機関：Panasonic
東南アジアの「ヘイズ」を軽減
Panasonicは、ナノイー（帯電微粒子水）技術を利用して、東南アジア地域に広がる大気汚染「ヘイズ」に含まれる有害物質を抑制する画期的な技術を発表しました。この技術は2025年中に商用化される予定です。
ヘイズの原因と影響
「ヘイズ」は、農地や森林の焼却や産業活動などによって発生するスモッグの一種です。主にインドネシアやマレーシアなどの東南アジア諸国で発生し、空気中に大量の微粒子や有害物質を含んでいます。
ヘイズは、呼吸器系や心臓血管系の疾患を引き起こし、公共の安全と経済に悪影響を及ぼします。特に、子どもや高齢者、基礎疾患のある人は、ヘイズによる健康被害を受けやすくなります。
ナノイー技術による抑制
Panasonicのナノイー技術は、水を電気分解して発生させる帯電微粒子水のことです。この微粒子は、ヘイズに含まれる有害物質に付着し、それらを無害化します。
ナノイー技術は、すでに空気清浄機やエアコンなどの家電製品に使用されており、高い除菌・脱臭効果が実証されています。Panasonicは、この技術を大規模な空間に応用することで、屋外におけるヘイズの有害物質を抑制することを目指しています。
商用化に向けて
Panasonicは、2025年中にナノイー技術を搭載したヘイズ抑制システムを商用化することを発表しました。このシステムは、商業施設や公共施設、学校などに設置される予定です。
Panasonicは、この技術が東南アジアにおけるヘイズの健康被害を軽減し、地域の生活の質向上に貢献することを期待しています。
関連情報
- パナソニックのナノイー技術に関するウェブサイト：https://panasonic.net/nanoe/
- 東南アジアのヘイズに関する世界保健機関（WHO）のレポート：https://www.who.int/health-topics/haze
東南アジアの大気汚染「ヘイズ」に含まれる有害物質をナノイー（帯電微粒子水）技術で抑制
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