熊本県、熊本県旅行助成事業「くまもと再発見の旅」調査委員会報告書について

熊本県、旅行助成事業の調査委員会報告書を発表

熊本県は2024年10月10日、2022年度に実施された「くまもと再発見の旅」事業に関する調査委員会報告書を公開しました。

「くまもと再発見の旅」概要

「くまもと再発見の旅」は、熊本県が新型コロナウイルス感染症による影響を受けた観光業の支援を目的に実施した旅行助成事業です。県民や県外からの旅行者が宿泊、飲食、土産物購入などに対してお得に利用できる補助金を支給しました。

調査委員会報告書の内容

調査委員会は、事業の有効性や課題を調査するため、2022年12月から開催されました。報告書では、以下の内容がまとめられています。

事業の成果：総計約37万人が利用し、事業費約50億円に対し、県内経済波及効果は約130億円と、観光業の支援に一定の効果があったと評価されました。
課題：旅行者による電子申請の不慣れによる手続きの煩雑さ、一部の宿泊施設での予約が取りにくい状況、事業期間中に感染状況が悪化したことによる利用者の減少などが課題として指摘されました。

今後の対応

県は調査委員会の報告書を踏まえ、今後の旅行助成事業の運営改善に努めるとしています。具体的には、以下の対応が検討されています。