交雑種オオサンショウウオが滋賀県の東部河川で確認
滋賀県は、2024年10月10日午前1時、県東部の河川で特定外来生物に指定されているオオサンショウウオの交雑個体が確認されたと発表しました。
交雑種オオサンショウウオとは
オオサンショウウオは日本固有の希少な両生類です。しかし、近年、中国原産のシナサンショウウオと交雑した交雑種が各地で発見されています。交雑種は日本の在来種よりも繁殖力が強く、在来種の生態系に悪影響を与える可能性があります。
発見された個体
今回の確認個体は体長約30センチメートルで、背中に特徴的な斑紋がありました。遺伝子検査の結果、シナサンショウウオと在来種のオオサンショウウオの交雑種であることが判明しました。
特定外来生物の指定
2022年6月、環境省はオオサンショウウオの交雑種を特定外来生物に指定しました。これにより、交雑個体の輸入、飼育、運搬、販売などが原則禁止されています。
放流の可能性
滋賀県は、今回の交雑個体は意図せず放流された可能性があるとみています。交雑種は飼育されていたものが逃げ出した場合や、ペットとして購入された個体が遺棄された場合に放流される可能性があります。
対応
滋賀県では、交雑個体の駆除について検討しています。また、特定外来生物の不法放流を防止するため、啓発活動を強化します。
注意点
特定外来生物の発見時には、触ったり捕まえたりせずに、最寄りの自治体や環境省に連絡してください。
滋賀県東部の河川で放流された可能性の高い オオサンショウウオ交雑個体（特定外来生物）を確認
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