三井住友海上、業務委託先での不正アクセス被害で情報漏えいの恐れ
2024年10月7日、三井住友海上火災保険株式会社（以下、三井住友海上）は、業務委託先であるシステム開発会社が不正アクセス被害を受けたことを発表しました。
被害の概要
三井住友海上によると、被害を受けたシステム開発会社は、三井住友海上の保険業務の一部を委託されていたとのことです。9月29日、この会社が何者かの不正アクセスを受け、顧客情報を含むデータが不正に取得された可能性があることが判明しました。
影響を受ける情報
不正に取得された可能性がある情報は、以下のとおりです。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険契約の内容（契約番号、保険の種類、保険期間など）
- クレジットカード情報（一部の契約者のみ）
三井住友海上の対応
三井住友海上は、この被害を受けて以下のような対応を行っています。
- 業務委託先との連携により、不正アクセスの調査と原因究明を進めています。
- 影響を受ける可能性のある顧客には順次、通知を実施しています。
- 警察に被害届を提出しました。
- クレジットカード情報が不正に取得された可能性がある契約者には、クレジットカード会社の凍結手続きを案内しています。
顧客への影響と注意事項
三井住友海上は、情報漏えいによる具体的な被害は確認されていないものの、顧客に注意を呼びかけています。
- 不審なメールや電話、SMSを受け取ったら、個人情報を提供したり、添付ファイルを開いたりしないように注意してください。
- 不審な取引やカードの不正利用がないか、定期的に確認してください。
- 万が一、情報漏えいによる被害が発生した場合、速やかに三井住友海上または警察に通報してください。
今後の対策
三井住友海上は、この被害を重く受け止め、業務委託先のセキュリティ対策の見直しと強化を図るとしています。また、顧客情報の保護と安全確保に取り組むことを表明しています。
業務委託先における不正アクセス被害に伴う情報漏えいのおそれについて（PDF：容量75.4KB）
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