経済・財務省がTracfinの活動報告書を発表
フランスの経済・財務省は2024年10月7日午後11時10分、金融犯罪捜査局であるTracfin（Financial Intelligence Processing Service）の活動報告書の第2巻と第3巻を公開しました。
報告書の内容
第2巻は、2023年のTracfinの活動を概説しています。この中には、マネーロンダリングやテロ資金調達の疑いのある取引に関する調査の件数や、司法当局に移送したファイルの数などが含まれています。
第3巻では、Tracfinが調査する特定の種類の金融犯罪について詳しく説明しています。これらには、汚職、脱税、組織犯罪、仮想通貨関連の犯罪などが含まれます。
主な調査結果
報告書によると、Tracfinは2023年に以下の調査を行っています。
- マネーロンダリングの疑いのある取引: 40,000件
- テロ資金調達の疑いのある取引: 1,500件
- 司法当局に移送したファイル: 2,000件
また、報告書では、Tracfinが仮想通貨関連犯罪の調査に重点的に取り組んでいることも強調しています。仮想通貨関連の取引は2023年に28%増加しました。
関連情報
- Tracfinのウェブサイト: www.tracfin.bercy.gouv.fr/
- 活動報告書の第2巻: www.tracfin.bercy.gouv.fr/sites/default/files/atoms/files/rapport_activite_2023_tome_2.pdf
- 活動報告書の第3巻: www.tracfin.bercy.gouv.fr/sites/default/files/atoms/files/rapport_activite_2023_tome_3.pdf
Tracfinについて
Tracfinは、1990年に設立されたフランスの金融犯罪捜査局です。同局は、マネーロンダリング、テロ資金調達、その他の種類の金融犯罪の防止と調査を担当しています。
Rapport d'activité : Tracfin publie les tomes 2 et 3
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