中古スマートフォンの安全性が懸念される
フランスの消費者団体UFC-Que Choisirは2024年10月5日、中古のスマートフォンやタブレットの安全性に関する調査結果を発表しました。
調査では、リサイクル業者27社の販売する再生品29台をテストしたところ、9台（31%）で深刻な欠陥が発見されたことが判明しました。
主な欠陥:
- ディスプレイの故障: 3台で画面に傷や死角がありました。
- バッテリーの劣化: 3台で最大40%までバッテリー容量が低下していました。
- カメラの問題: 2台でピントが合わなかったり、画像がぼやけたりする問題がありました。
- 水没による損傷: 1台で水没の痕跡が見つかりました。
また、テストされた製品の半数近く（14台）に重大でない欠陥もあり、これにはスクラッチ、へこみ、充電ポートの問題などが含まれていました。
消費者への注意喚起
UFC-Que Choisirは、中古スマートフォンの購入を検討している消費者に以下の注意喚起を行っています。
- 信頼できる業者から購入する: 評価の良い評判のある業者を選択してください。
- 購入前に徹底的に検査する: 購入前に、画面、バッテリー、カメラなどの主要機能をテストしてください。
- 保証を確保する: 中古製品には保証があることを確認してください。
- 疑わしい場合は購入しない: 製品に重大な欠陥がある場合は、購入を避けてください。
規制の強化を求める
UFC-Que Choisirは、中古スマートフォンの安全性を確保するために、政府に対して規制の強化を求めています。具体的には、再生品の販売前に厳格なテストを義務付けることや、重大な欠陥のある製品の販売を禁止することなどが提案されています。
また、消費者団体はメーカーに対しても、中古製品をより長く安全に使用できるよう、製品の耐久性を向上させるよう求めています。
Smartphones, tablettes tactiles… : les produits reconditionnés trop rarement testés
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