札幌市で腸管出血性大腸菌感染症（O157など）発生
札幌市は2024年10月2日午前9時19分、腸管出血性大腸菌（O157など）感染症の発生状況について情報を更新しました。
発生状況
- 9月26日～10月1日までの間に、札幌市内で10件の感染症が発生しました。
- 感染者の年齢は、10代から70代で、男女比は男性5人、女性5人です。
- 症状は、下痢、腹痛、発熱などです。
- 1人が入院しましたが、現在は退院しています。
感染経路
- 今回の感染経路は不明です。
今後の対応
-
札幌市では、感染拡大防止のため、以下の対策を実施しています。
- 患者に対する適切な医療提供
- 食品事業者に対する衛生指導
- 市民への注意喚起
腸管出血性大腸菌感染症とは
腸管出血性大腸菌（O157など）感染症は、腸管出血性大腸菌（VTEC）と呼ばれる細菌が原因で引き起こされる感染症です。
症状
- 下痢（血便を伴う場合が多い）
- 腹痛
- 発熱
感染経路
- 下痢をしている人の便や、その人の接触した食品や水から感染します。
- 食肉（特に牛肉）の生食や加熱が不十分な場合、生鮮野菜や果物の摂取による感染が多いです。
予防
- 食肉は十分に加熱する（中心温度が75度以上で1分間以上）
- 生鮮野菜や果物はよく洗う
- 手洗いをする
- 下痢をしている人は、他の人に感染させないために適切な対策をとる
注意
- 腸管出血性大腸菌感染症は、重症化すると溶血性尿毒症症候群（HUS）と呼ばれる合併症を引き起こす可能性があります。HUSは、腎臓や他の臓器に障害を引き起こす重篤な病気です。
- 下痢などの症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
腸管出血性大腸菌感染症（O157など）の発生状況について更新しました
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