岐阜県中津川市で残土処理場への搬入土に環境基準超過
2024年10月2日、岐阜県は、中津川市瀬戸地内の残土処理場への搬入土において、環境基準を超える有害物質が検出されたことを公表しました。
概要
- 違反があったのは、中津川市瀬戸地内の株式会社佐藤組所有の「中津川リサイクルセンター」。
- 検査対象となった2023年12月13日の搬入土から、環境基準値の3倍を超えるフッ素が検出されました。
- 残土は、愛知県豊田市内の土壌改良事業で発生したもので、コンクリート製品の原料として使用されていました。
違反内容
- フッ素の環境基準値は100mg/kgですが、検出された量は361mg/kg。
- 廃棄物処理法違反にあたる可能性があります。
原因
- 廃棄物排出事業者の調査では、愛知県内の土壌改良事業で使用するコンクリート材料にフッ素を含む添加物が使用されていたことが判明しました。
- この材料が搬入土に混入したことで、環境基準を超過したとみられています。
影響
- 現在、処理場周辺の環境や公衆衛生への影響は確認されていません。
- 株式会社佐藤組は、搬入土の受け入れを停止し、搬入済みの土壌の処分方法を検討しています。
対応
- 岐阜県は、株式会社佐藤組に対して是正勧告を出し、再発防止策を講じるよう指導しています。
- 県と中津川市は、処理場周辺の環境モニタリングを実施し、影響がないか確認しています。
関連情報
- 岐阜県環境生活部廃棄物対策課：https://www.pref.gifu.lg.jp/site/kankyo-s/kikenbutsu.aspx
- 中津川市：https://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/
中津川市瀬戸地内の残土処理場への搬入土の環境基準超過について
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