大阪公立大学、－全固体ナトリウム電池の実現へ－実用化レベルの室温導電率を示す塩化物固体電解質を開発

全固体ナトリウム電池の実現へ一歩前進！大阪公立大学が室温導電率の高い塩化物固体電解質を開発

大阪公立大学は2024年10月2日、全固体ナトリウム電池の実現に向けた重要な進捗を発表しました。研究チームは、実用化レベルの室温導電率を示す新しい塩化物固体電解質を開発しました。

全固体ナトリウム電池

ナトリウム電池は、リチウムイオン電池の有望な代替品として注目されています。ナトリウムはリチウムよりも豊富で安価であり、電池の製造コストを削減できる可能性があります。しかし、ナトリウムイオンはリチウムイオンよりも大きく、従来の電解液では導電率が低くなります。そのため、全固体ナトリウム電池の開発では、高導電率の固体電解質が必要です。

室温導電率の高い塩化物固体電解質

大阪公立大学の研究チームは、室温で高い導電率を示す塩化物固体電解質を開発しました。この電解質は、ナトリウムイオンの高速移動を可能にする結晶構造を有しています。研究によると、室温での導電率は従来の全固体ナトリウム電池電解質よりも1桁以上高いことが示されました。

実用化への道

この研究成果は、全固体ナトリウム電池の実現に向けた重要な一歩です。高導電率の固体電解質により、電池のエネルギー密度やエネルギー効率が向上する可能性があります。また、全固体電池は、可燃性の液体電解液を使用しないため、安全性も向上します。

今後の展望

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大阪公立大学の研究チームは、開発した電解質を用いて全固体ナトリウム電池のプロトタイプを作成することを計画しています。彼らはまた、電解質のさらなる改善に取り組んでおり、実用的な全固体ナトリウム電池の開発に期待がかかっています。

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