被保護者が過去最多に、生活保護受給者は3年連続で減少
厚生労働省は2024年10月2日、令和6年7月分の被保護者調査の概数を発表しました。
調査によると、生活保護受給者は前月から1,088人減少し、169万6,873人となりました。これは3年連続の減少で、被保護者全体では54万3,694人になりました。
一方、生活保護基準未満で生活する被生活保護世帯は前月から2,705世帯増加し、64万3,313世帯となりました。これは過去最多の数字です。
生活保護受給者の減少要因
生活保護受給者の減少要因として、次のようなものが挙げられます。
- 景気回復による雇用情勢の改善
- 生活困窮者の自立支援制度の充実
- 生活保護基準の引き下げ
被生活保護世帯の増加要因
被生活保護世帯の増加要因としては、次のようなものが考えられます。
- 物価高騰による生活費の増加
- 新型コロナウイルス感染症による経済的影響からの回復が遅れている
- 働き口の減少や低賃金化による貧困の拡大
厚生労働省は、生活困窮者に対する支援を継続的に行うとともに、雇用創出や生活困窮者の自立支援に取り組むとしています。
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