PFOS含有泡消火薬剤の処理に関する鹿児島県の発表
2024年10月1日、鹿児島県は「防衛省・自衛隊が保有するPFOS含有泡消火薬剤等の処理について」を発表しました。
PFOSとは
PFOS（ペルフルオロオクタンスルホン酸）は、耐熱性や撥水性に優れた化学物質です。かつては泡消火薬剤などに広く使用されていましたが、環境や人体への影響が懸念され、現在は使用が禁止されています。
防衛省・自衛隊の保有状況
防衛省・自衛隊は、訓練や災害時の消火活動のためにPFOS含有泡消火薬剤を保有しています。鹿児島県によると、これらの泡消火薬剤は県内の3か所の自衛隊基地に保管されています。
処理方法
鹿児島県は、環境への影響を最小限に抑えるため、PFOS含有泡消火薬剤を適切に処理する必要があります。県の発表によると、処理方法は以下の予定です。
- 消火薬剤を濃縮し、専用の容器に貯蔵する。
- 処理施設へ搬送し、プラズマ分解などの方法で無害化する。
処理スケジュール
処理は2025年4月に開始し、2029年3月までに完了する予定です。
関連情報
- 環境省：https://www.env.go.jp/chemi/pfos/
- 国立環境研究所：https://www.nies.go.jp/biota/pfos/
安心と安全の確保
鹿児島県は、PFOS含有泡消火薬剤の処理に当たって、環境への影響を十分に調査し、住民の安心と安全を最優先に行うとしています。
防衛省・自衛隊が保有するPFOS含有泡消火薬剤等の処理について
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