ダニ媒介感染症に注意！青森市が注意喚起
青森市は2024年10月1日、市民の皆さんに「つつが虫病などのダニ媒介感染症に気をつけましょう」と注意喚起を行いました。
ダニ媒介感染症とは
ダニ媒介感染症とは、ダニに噛まれることで感染する病気の総称です。日本国内で報告されている主なダニ媒介感染症には、次のものがあります。
- つつが虫病
- 日本紅斑熱
- ライム病
青森市での発生状況
青森県内では、2023年において、つつが虫病が1件、日本紅斑熱が2件報告されています。青森市では、2018～2022年の間、つつが虫病が毎年1～3件、日本紅斑熱が1件報告されています。
症状
ダニ媒介感染症の症状は、感染した種類によって異なります。
- つつが虫病: 発熱、頭痛、筋肉痛、刺し口の黒いかさぶた（エスチャ）
- 日本紅斑熱: 発熱、頭痛、筋肉痛、発疹（手のひらや足の裏に出ることが多い）
- ライム病: 発熱、頭痛、倦怠感、遊走性の赤い発疹
予防方法
ダニ媒介感染症を防ぐためには、次のことに注意しましょう。
- 草むらや藪など、ダニが生息する場所を避ける。
- 長ズボンや長袖の服を着て肌の露出を減らす。
- 肌に虫よけスプレーを塗布する。
- 野外活動後は、衣服や体をよく点検してダニがついていないか確認する。
もしダニに噛まれたら
ダニが肌に刺さっているのを発見したら、ピンセットなどで根元から取り除きましょう。無理に引き抜くとダニの頭部が皮膚に残ってしまうので注意が必要です。刺し口を消毒し、発熱や発疹などの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
青森市では、市民の皆さんの健康を守るため、ダニ媒介感染症に対する啓発活動や駆除対策を行っています。ダニに注意し、適切な予防策を講じて、元気に過ごしましょう。
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