J-IRISS、2024年9月30日に公開
日本証券業協会（JSDA）は、2024年9月30日午前7時31分に、投資関連情報開示システム「J-IRISS」を公開しました。
J-IRISSとは？
J-IRISSは、上場企業が投資関連情報を一元的に開示するための電子プラットフォームです。企業は、財務報告書、資料提出書、経営者説明会資料、持続可能性報告書など、重要な情報をJ-IRISSを通じて提供します。
目的
J-IRISSは、投資関連情報へのアクセスを向上させることを目的としています。これにより、投資家は、必要な情報をより効率的かつ包括的に取得できるようになります。また、企業にとっても、情報の開示作業を合理化し、投資家とのコミュニケーションを強化できるメリットがあります。
仕組み
J-IRISSは、EDINET（電子開示システム）との連携で運営されます。企業は、EDINETを通じてJ-IRISSに情報を開示します。情報は、JSDAのウェブサイトと提携する情報提供業者を通じて、投資家に配布されます。
関連情報
- 対象企業: J-IRISSは、すべての東京証券取引所および大阪証券取引所の上場企業が対象です。
- 情報の種類: J-IRISSで開示される情報は、次のようなものを含みます。
- 財務諸表
- 決算短信
- 説明資料
- 持続可能性報告書
- アクセス: J-IRISSにアクセスするには、JSDAのウェブサイトまたは提携する情報提供業者のウェブサイトから登録する必要があります。
今後の方向性
JSDAは、J-IRISSの機能を継続的に強化する予定です。計画されている機能には、次のようなものがあります。
- 自動翻訳機能の追加
- 投資家との双方向コミュニケーション機能
- より高度な検索機能
J-IRISSの導入は、日本における投資関連情報開示の透明性と効率性を向上させる重要な一歩とみられています。
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