NTT、サプライチェーンの温室効果ガス排出量算定を効率化する「一次データ流通基盤」の実証実験を開始
2024年9月27日、NTTは「一次データ流通基盤」を活用した共同実証実験を開始しました。この実証実験は、サプライチェーン全体における温室効果ガス（GHG）排出量の算定を効率化することを目的としています。
背景
企業は、サステナビリティへの取り組みの一環として、自社のサプライチェーンにおけるGHG排出量の算定が求められています。しかし、サプライチェーン全体にまたがる複雑なデータの収集と処理には課題があります。
一次データ流通基盤
一次データ流通基盤は、サプライヤーから最終製品の消費者までをカバーするサプライチェーン上で生成されるデータを流通させるプラットフォームです。このプラットフォームにより、企業はサプライヤーからGHG排出量データを直接受け取ることができます。
実証実験
今回の実証実験には、以下を含む複数の企業が参加しています。
- NTT
- NEC
- 富士通
- 日立製作所
- トヨタ自動車
- 三菱ケミカル
これらの企業は、一次データ流通基盤を活用して、サプライチェーンのさまざまな段階におけるGHG排出量データを収集し、効率的に算定することを目指しています。
期待される成果
この実証実験では、一次データ流通基盤が以下の効果を発揮することが期待されています。
- サプライチェーン全体におけるGHG排出量算定の効率化
- GHG排出量の見える化によるサプライチェーンの最適化
- サステナビリティ目標の達成に向けた取り組みの強化
関連情報
- NTTプレスリリース： サプライチェーン上のGHG排出量算定を産業界全体で効率化する「一次データ流通基盤」共同実証実験を開始
- 一次データ流通基盤： NTTデータが提供するサプライチェーン上の一次データの流通・活用ソリューション
サプライチェーン上のGHG排出量算定を産業界全体で効率化する「一次データ流通基盤」共同実証実験を開始
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