兵庫知事任期まで仕事したかった

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兵庫県知事、任期満了一週間前に辞任を表明

兵庫県知事の斎藤元彦氏（73）が、任期満了を目前に辞任を表明しました。

斎藤氏は9月27日(金)に記者会見を開き、「任期までやり遂げたかったが、健康上の理由で難しい」と述べました。

健康上の理由で辞任

斎藤氏は会見で、自身の健康状態について「医師から今後1年間は公務に就くことが難しいと診断された」と説明しました。具体的には、高血圧や不整脈などの持病があるといいます。

残り任期は副知事が代行

斎藤氏の辞任は10月1日付で受理されます。残り任期約1年間は、副知事の金沢和夫氏が知事職を代行します。

「悔しい気持ちでいっぱい」

斎藤氏は辞任について、「悔しい気持ちでいっぱいだ」と語りました。同氏は2015年に初当選し、現在2期目でした。

「任期まで仕事したかったが、私の健康状態がそれを許さなかった」と述べ、「県民の皆さまには心よりお詫びしたい」と謝罪しました。

残した業績と今後の課題

斎藤氏は任期中に、明石海峡大橋の通行料値下げや、兵庫県立大学の統合など、多くの実績を残しました。

一方で、新明石空港の経営問題や、安全保障関連法案への対応など、課題も残っています。

副知事の金沢氏は、「斎藤知事の遺志を引き継ぎ、県政を安定的に運営したい」と述べています。

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