富山地方鉄道の存続に向け、富山県が知事に要望書を提出
公開日: 2024年9月27日 1時00分
富山県は、富山地方鉄道（以下、地鉄）の鉄道線の維持・活性化に向けた要望書を、県知事の岸本周平氏に提出しました。
要望の概要
要望書では、地鉄の鉄道線の抱える課題を以下のように指摘しています。
- 乗客数の減少による収益悪化
- 老朽化したインフラの更新費用負担の増大
- 地域における公共交通機関としての役割の低下
これらの課題を解決するため、県は以下のような要望を掲げています。
- 運賃体系の見直しや新たなサービスの導入による収益の改善
- 国や沿線自治体からの財政支援
- インフラ更新費用の負担軽減措置
関連情報
地鉄の鉄道線は、富山市の富山駅と石川県の金沢駅を結ぶ本線（18.1km）と、富山駅と五箇山地方を結ぶ立山線（34.7km）で構成されています。
地鉄は、鉄道線のほかに路面電車（富山港線、環状線）やバス路線も運行しており、富山県の交通機関として重要な役割を果たしています。
しかし近年、地鉄の鉄道線は乗客数の減少やインフラの老朽化により、収益悪化が続いています。
今後の展望
県の要望を受けて、知事は今後、国や沿線自治体と協議を重ね、地鉄の鉄道線の維持・活性化に向けた具体策を検討していく予定です。
地鉄の鉄道線は富山県の重要な交通インフラであり、その存続は地域の経済や暮らしを支える上で不可欠です。県と地鉄のさらなる取り組みが期待されます。
富山地方鉄道鉄道線の維持・活性化に関する知事への要望について
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