刑事訴訟法第380条
超かんたん＆おもしろ説明
想像してね。魔法使いの裁判があるんだ。でも、魔法使いはみんな姿を消す力が得意なんだって。
そこで、裁判所が魔法使いに「ちょっと待ってね」って言うの。魔法使いが姿を消しちゃわないように、魔法を封じ込める呪文をかけるからって。
するとどうでしょう。魔法使いがバタバタと手を振っても、呪文がかかったせいで魔法が使えなくなっちゃうの！
これが刑事訴訟法第380条だ。裁判所が、証拠隠滅とか逃走を防ぐために、被告人（魔法使い）を拘束することができるんだ。
でもね、魔法使いでも普通の人間でも、裁判を受ける権利はあるよね。だから、裁判所は「この魔法使いは危険かな？」「ちゃんと裁判に出てきそうかな？」ってちゃんと考えてから、呪文をかけて拘束するんだよ。
まるで魔法使いを捕まえる魔術師みたいでしょ？これで、安心して裁判ができるってわけ！
刑事訴訟法第387条のおもしろ解説
事件が起こったら、警察や検察官は悪い人を捕まえて裁判にかけるんだよね。裁判では、悪いことをした人が本当にそれをしたのか証拠を使って調べたりするの。
この第387条は、裁判所がその証拠を調べる方法について決めたルールなんだ。
証拠の出し方
例えば、悪い人がナイフで人を傷つけた事件があったとしよう。その時、目撃者がナイフを持った犯人を見たという証拠があるとします。その証拠を出すには、いくつかの方法があるよ。
裁判所の役割
裁判所は、証拠を見て、それが本当かどうかを確かめる責任があります。そのために、証拠を出した人に対して質問したり、他の証拠と照らし合わせたりするんだ。
証拠の判断
裁判所は証拠を調べた後、それが「証拠能力がある」かどうかを判断します。つまり、証拠として使えるかどうかを調べるの。
証拠能力の条件
証拠が証拠能力があるためには、次の4つの条件をすべて満たす必要があります。
証拠能力のない証拠
例えば、犯人が脅されて出された自白は、脅迫されたという理由で証拠能力がありません。また、噂や他の人の推測に基づく証拠も証拠能力がありません。
裁判所は証拠能力のない証拠は無視して、他の一貫した証拠に基づいて判断します。
証拠の重要性
証拠は裁判でとても大切だよ。なぜなら、裁判所は証拠に基づいて悪い人が有罪かどうかを判断するから。証拠が十分に強くて証拠能力があれば、裁判所は悪い人を有罪とすることができます。
だから、刑事裁判では証拠がすべてなんだ。裁判官や陪審員は、提示された証拠を注意深く検討して、真実はどこにあるのかを判断するんだよ。
刑事訴訟法第389条
これは、裁判官が裁判をするための大事なルールだよ。
「検察官は、公訴事実を明らかにするための証拠調べを求めることができる」とあるから、こう説明できるかな。
検察官ってのは、悪い人を捕まえるために捜査をする人のこと。その人が、悪い人が本当に悪いことをしたのかを確かめるために証拠を集められるよ。
例えば、泥棒の容疑者がいたとして、その人が本当に物を盗んだのかを調べるために、その人の家から盗まれた物を発見したり、目撃者から証言を集めたりするわけ。
検察官は、裁判官に「この証拠を集めてください」って頼むことができて、裁判官はそれを受け入れると、証拠を集めてもらえるんだ。
そうすると検察官は、集めた証拠をもとに、悪い人が本当に悪いことをしたのかを裁判で証明できるよ。
このルールがあると、検察官は公平に証拠を集めて、悪い人を捕まえることができるんだよ。
面白い話ではないけれど、とても大切なルールなんだね！
刑事訴訟法第399条の小さな刑事さん向け解説
裁判が始まったら、まず
「起訴状」ってのが出てくるよ。これは、検察官さんが「この人、悪いことしましたよ！」って裁判官さんに伝える書類なんだ。
次に、裁判官さんが被告人（悪いことをしたと疑われている人）に「起訴状」を読み上げて、
「あなたの名前は何？」とか、
「起訴状の内容はわかりますか？」って質問するんだ。
被告人が「わかりません」って言ったら、裁判官さんは優しく説明してくれるよ。それから、「起訴状」について
「異議がありますか？」って尋ねるんだ。
異議があるっていうのは、「起訴状のことは間違ってます」ってこと。たとえば、被告人が「私はそんなことしてない！」って言ったり、「起訴状に書いてある証拠はない！」って言ったりするときだよ。
逆に
異議がないっていうのは、「起訴状の内容は間違いない」ってこと。つまり、被告人は「うん、悪いことしちゃいました」って認めるわけだね。
もし異議があったら、裁判官さんが
「じゃあ、なぜ異議があるんですか？」って理由を聞くよ。被告人は、その理由を裁判官さんに説明しなきゃいけないんだ。
裁判官さんが理由を聞いて、納得したら、
「被告人は起訴状の内容を認めました」って記録するよ。逆に納得できなかったら、
「被告人は起訴状の内容を否認しました」って記録するんだ。
これが刑事訴訟法第399条の大事なポイントだよ。つまり、裁判が始まったら、まず「起訴状」の内容が正しいかどうかを確かめる必要があるってことなんだ。被告人が容疑を認めたかどうかで、裁判の流れも変わってくるよ。
刑事訴訟法第402条「ひみつ捜査」
ある犯罪を捜査するときに、犯人や証拠を隠さないように、警察や検察官がこっそり調べることを「ひみつ捜査」って言うんだ。
いつするのかな？
どんなことができるのかな？
警察や検察官は、こんなことができるよ。
気を付けることはあるのかな？
ひみつ捜査をするときは、ちゃんと裁判所の許可を取らなきゃいけないんだ。裁判所は、ひみつ捜査が必要かどうかを審査するよ。
どうして必要なの？
ひみつ捜査は、犯人を捕まえたり証拠を集めたりするために、とても大切な方法なんだ。でも、人のプライバシーを侵害する可能性もあるから、慎重にやらなきゃいけないんだ。
もしひみつ捜査がバレたらどうなるの？
裁判所が許可したひみつ捜査だった場合は、証拠として使えるよ。でも、許可なく勝手にやった場合は、証拠として使えないんだ。
刑事訴訟法第403条の2
これは、悪いことをしたらそれを考えただけで罰せられないよっていう、とっても大切なルールなんだ。
想像してみて！
ある日、友達のけいちゃんが宿題を忘れちゃったんだよね。そしたら、みんなで「けいちゃんをからかってみよう！」って思いついて、けいちゃんをお化け屋敷に連れて行こうって考えたの。
でも、それって悪いことだよね？
でも、このルールがあるから、みんなでけいちゃんをからかおうって考えただけじゃあ、何のおとがめも受けなくて大丈夫なんだよ。
これはね、悪いことをするかっていうのは本人の心の中のことでしょ？それを外から他の人が知ることはできないんだ。だから、考えただけじゃ罰せられないんだね。
でも、実際にけいちゃんをお化け屋敷に連れて行ったら、それは悪いことをしたことになるから、罰せられちゃうかもしれないよ。
だから、このルールは「考えるのは自由」だけど、「実際に悪いことをしたら」罰せられるってことなんだ。
わかったかな？
刑事訴訟法第40条：警察があなたを逮捕できるのはどんなとき？
想像してみて！公園で楽しく遊んでいるときに、突然警察官がやってきて、あなたを逮捕すると言ったらどうする？
でも、心配しないで！警察官は、理由もなく誰かを逮捕することはできないんだよ。刑事訴訟法第40条って法律があるんだ。
この法律には、警察官があなたを逮捕できるのはどんなときか、3つの理由が書いてあるよ。
理由1：あなたが犯罪をしたと疑われているとき
例えば、公園でベンチを壊したとか、誰かの自転車を盗んだって疑われているとき。
理由2：あなたが逮捕状を持っているとき
裁判所があなたを逮捕するように警察に命令しているんだ。例えば、裁判所に出廷しなかったり、罰金を払わなかったりしたときに起こるよ。
理由3：あなたが犯罪をしようとしていると判断されたとき
例えば、警察官が公園で、誰かを殴ろうとしてるんじゃ？って思ったら、あなたを逮捕できるよ。
だけど、とっても重要なことがあるんだ！
警察官は、ただあなたを疑っているだけでは逮捕できないんだ。逮捕するには、あなたを犯罪者だと確信するような、十分な証拠が必要なんだ。
だから、警察官に逮捕されても、怖がったり慌てたりしないでね。あなたの権利を知っていて、警察官にあなたの言い分を説明しよう。
もし、警察官が理由もなくあなたを逮捕しようとしていると感じたら、おうちの大人に助けを求めてね。彼らはあなたを助けてくれるよ。
これで、警察官があなたを逮捕できるのはどんなときか、よくわかったかな？安心して公園で遊ぼうね！
刑事訴訟法第352条って、どんな法律？
これは、「みんなと仲良くしようね」という法律なんだ。
なんでそんな法律が必要なの？
お友達と喧嘩したり、悪いことをした時に、みんながすぐに怒ったり、殴ったりしないようにするためだよ。
どうすれば「仲良くしようね」できるのかな？
ケンカをしたり、悪いことをしたら、警察の人が来て「お話し合いをしよう」って言うの。警察のお兄さん、お姉さんたちは、みんなが仲良くできるように、話を聞いてくれるんだ。
お話し合いって、何をするの？
喧嘩した人や、悪いことをした人と、警察の人が「どうして喧嘩したの？」とか「どうして悪いことをしたの？」って聞くの。その人がちゃんとした理由を話せたら、警察の人は「もう喧嘩したり、悪いことをしたらダメだよ」と注意してくれるんだ。
もしちゃんと理由を話せなかったらどうなるの？
ちょっと困ったことになるかも。警察の人は裁判官に相談して、「この人、ちゃんと反省してないみたいだから、ちょっとお部屋で考えてもらおう」って言うかもしれないんだ。
お部屋で考えるって、どういうこと？
警察署の中にある、ちょっと特別なお部屋のこと。そこで、自分がした悪いことをじっくり考えて、もう二度としないように反省するんだよ。
反省したら、どうするの？
ちゃんと反省できたことがわかると、警察の人が「もういいよ」って言ってくれるんだ。それで、みんなと仲良く遊んだり、いいことをしたりできるようになるんだよ。
だから、ケンカや悪いことはダメって覚えておこうね！
みんなと仲良くするのが一番楽しいんだもんね。
刑事訴訟法第412条：裁判所の判決
裁判官のおじさんやおばさんが、事件についてよーく調べて、悪いことをした人とそうじゃない人を決めます。この決定を「判決」っていいます。
就像你玩剪刀石头布一样，裁判官は「有罪（悪いことした）」、「無罪（悪いことしてない）」、「免訴（悪いことできるか分からなかった）」の3つの判決を出します。
「有罪」ってどういうとき？
就像あなたがママにコップを割ったと嘘をついたのに、警察さんが割れたコップを見つけてしまったみたいな。
「無罪」ってどういうとき？
就像あなたが本当にコップを割ったのに、警察さんが何も証拠を見つけられなかったみたいな。
「免訴」ってどういうとき？
就像あなたがコップを割ったかもしれないけど、ママが「もういいから」って許してくれたみたいな。
裁判官は、決めた判決についてちゃんと説明して、みんなに納得してもらいます。もし納得できない人は、別の裁判官にまた調べてもらうこともできます。
これが、裁判官が事件について決める「判決」ってことです！
刑事訴訟法第353条は、警察官や検察官が犯罪の捜査をする時に、誰かに質問するときに守らなければならないお約束について決めた法律だよ。
この法律は、「
取り調べの録音・録画」っていうことを決めてるの。
警察官や検察官が、あなたに犯罪について質問をする時は、その質問とあなたの答えを全部、録音機やビデオカメラで録画しなきゃいけないんだ。
これは、後で「この警察官はひどい質問をして、脅したりしたんだ！」とか、「あの検察官は私の言葉をねじ曲げたんだ！」ってなっても、証拠が残ってるから本当のことがわかるようにするためなんだ。
でも、全部の質問を録音・録画しなきゃいけないわけじゃないよ。例えば、あなたが「トイレに行きたい」とか「お腹が痛い」とか、そんなちょっとしたことを聞くときには、録画しなくてもいいんだ。
それから、緊急の捜査だったり、あなたの身元確認をしたり、安全確保のために必要な質問をする時も、録画しなくてもいいよ。
この法律は、あなたの権利を守るために作られてるんだ。もし警察官や検察官がこの法律を守らなかったら、あなたの裁判が不利になるかもしれないし、あなたの無実が証明できなくなるかもしれないからね。
だから、警察官や検察官から質問される時は、「この法律で決まってる録音をちゃんとしてください！」って言ってもいいよ。
刑事訴訟法第415条のおもしろ解説
ある日、ケンという男の子が公園で遊んでいるとき、クマが出没してしまいました！ケンは必死に逃げましたが、足を滑らせて転倒してしまいました。すると、クマがケンに近づいてきて、ケンは怖くて大声で叫びました。
そのとき、通りかかったタケシというお巡りさんがケンを助けようと駆けつけました。タケシがクマを追い払っている間に、ケンは立ち上がって走って逃げました。
逃げる途中、ケンは街角で「クマが出た！」と叫びました。すると、それを聞いたユミという女の子がすぐに警察に通報しました。
警察はすぐに公園に駆けつけ、クマを捕まえました。警察はケンに何が起こったのか尋ねると、ケンは「クマが出た！」と叫んだことを話しました。
刑事訴訟法第415条って、こういうこと！
この事件で、ケンが「クマが出た！」と叫んだことは、刑事訴訟法第415条に言う「現に危害を蒙（こうむ）った時の呼救」になります。つまり、ケンが自分が危険な目に遭っているときに助けを求めたということです。
刑事訴訟法第415条は、こういう「現に危害を蒙った時の呼救」を証拠として使えると決めています。だから、ケンの「クマが出た！」という叫び声は、クマが出没したことを証明する証拠として使えたのです。
これが刑事訴訟法第415条です。つまり、危険な目に遭って助けを求めた声が証拠になるよ、ということです。
刑事訴訟法第358条：証拠の開示
想像してみて！裁判で、警察官のピーターさんが証言していて、ある犯人について話しているところだ。でも、ピーターさんは犯人との会話をメモに残してないんだ。そんなとき、裁判官がピーターさんにこう言うんだよ。
「ピーターさん、犯人と話したときのメモを見せてください。」
ピーターさんはポケットを漁って、何も見つけられないことに気付く。
「申し訳ありません。メモは持ってません。」
裁判官は少しイライラして言う。
「それじゃ、犯人とどんな話をしたのか覚えていますか？」
ピーターさんは一生懸命思い出すけど、会話のすべてを正確に覚えていない。
裁判官はため息をつく。
「ピーターさん、あなたの証言は信頼できません。メモや正確な記憶がなければ、犯人と何について話したのか証明できません。」
そこで登場するのが、刑事訴訟法第358条だ。この条文はこう言っているんだ。
「警察官や検察官は、裁判で使う証拠を、事前に相手方に開示しなければならない」
つまり、ピーターさんは裁判が始まる前に、犯人との会話メモを相手方の弁護士に見せなきゃいけなかったということ。そうすれば、弁護士はピーターさんの証言が正確かどうかチェックできたはずなんだ。
これはまるで、サッカーの試合で、相手チームに自分の作戦を見せるようなものだよ。試合に勝つためには不利だけど、フェアプレイのためには必要なんだ。
証拠の開示って、裁判が公平で正確に行われるためにとっても重要なことなんだよ！
刑事訴訟法第418条「捜査官のとるべき措置」
説明：
警察官や検察官などの捜査官は、容疑者を逮捕したり、証拠を集めたりするときに、守らなければならない決まりがあるんだよ。それが第418条なんだ。
「捜査官は、被告人の身体又は住居を捜索するときは、令状を携帯し、且つ、これを被告人に提示しなければならない」
これはね、「お兄さん、お姉さん、お宅を調べたいんですけど、逮捕状という紙を持ってきました。この紙を見せてくださいね」って、警察の人がいうことなんだよ。
「令状には、被告人の氏名及び罪名、捜索の目的物及び捜索すべき場所を記載しなければならない」
この紙には、誰の家を調べるのか、何を捜すのか、どんな罪で調べているのかが書いてあるんだよ。
「捜査官は、令状がなければ、被告人の身体又は住居を捜索することができない」
もし、警察の人が逮捕状なしで、「ちょっと家の中見せて！」って言ってきたら、断っていいんだよ。でも、逃亡したり、証拠を隠す恐れがあるとか、緊急の場合は別だよ。
「ただし、必要があるときは、この限りでない」
「捜索に立ち会いたい旨を被告人が請求したときは、その請求に係る限り、これを許さなければならない」
もし、家の中を調べられる人が、「私も一緒に見たいです」って言ったら、警察の人はそれを許さなきゃいけないんだ。
「捜索に立ち会った者は、必要があるときは、捜索に関し質問をすることができる」
その人が「これ、何ですか？」って質問したら、警察の人は答えなきゃいけないんだよ。
これって、人のプライバシーを守るためなんだよ。警察の人が勝手に人の家に入ってきて、好き勝手調べるのは良くないよね。だから、決まりを守ってやっているんだよ。
刑事訴訟法第360条
何ができるか？
この法律は、捕まった人が裁判で自分の立場を説明できるように助けてくれるんだ。
どうやって助けるの？
捕まった人は、自分の代わりに話す人を探すことができるよ。この人は「弁護人」と呼ばれるんだ。
弁護人ができること
捕まった人がお金がない場合は？
捕まった人がお金がない場合、裁判所が弁護人を無料でつけてくれることもあるよ。
なぜ弁護人が必要なの？
弁護人は、捕まった人が公正な裁判を受けられるようにするためなんだ。弁護人がいると、捕まった人は自分が何を言っているのかをよく理解して、罪を犯していないことを証明できる可能性が高くなるんだ。
面白いお話
昔々、被告人がお金がなくて弁護士を雇えなかったんだ。それで、裁判官が被告人に、「あなたは弁護人を雇うお金がありませんが、私はあなたに1人の友人か親戚が弁護人になることを許可します」と言ったんだ。被告人は「いいえ、結構です。私の友人は私を弁護する能力がありませんし、私の親戚は私を裁判にかける能力がありません」と答えたんだって。
刑事訴訟法第419条「超法規的証拠の排除」
この法律は、警察官さんやお医者さんたちが、法律のルールを破って集めた証拠は裁判で使っちゃいけないって決めてるんだ。
例えば、
こういうふうに、法律のルールを無視して集めた証拠は、裁判では使わせてもらえないんだ。
これはどうしてかっていうと、法律のルールを守らないと、あなたを不公平に責めたり、あなたの人権を侵害したりする可能性があるからなんだ。
だから、もし警察官さんやお医者さんが法律のルールを破って証拠を集めようとしたときは、はっきりと「やめてください！」と断ろうね。そうすれば、あなたの権利を守ることができるんだ！
刑事訴訟法第368条から第371条
誰に判断を求めるの？
第368条：
裁判官のおじさんおばさんがいないときは、代わりに裁判所の人が判断してくれるよ。この人を「裁判所書記官」って言うんだ。
第369条：
裁判所書記官が判断できるのは、あまり重要でないことだけだよ。例えば、証拠をどうするかとか、どんな書類を出してもらうかとかね。
誰に頼れるの？
第370条：
裁判官のおじさんおばさんがいないときに、意見を聞きたい人がいたら、裁判所書記官に頼んでね。この人を「裁判所調査官」って言うんだ。
裁判所調査官は、事件のことをよく調べて、裁判官のおじさんおばさんに報告してくれるよ。
裁判所調査官って何をするの？
第371条：
裁判所調査官はこんなお仕事をするんだ。
裁判所調査官は、裁判官のおじさんおばさんが事件を判断するのを助けてくれるんだ。
刑事訴訟法第372条
これは「裁判官の抽選」というルールについて定めたおかしな法律なんだ。
裁判官ってのは、罪を犯した人が悪いことを本当にしたのかを調べる人たちのことで、みんなが公平に扱われるようにするのが仕事なんだ。
で、この法律は、裁判官をどうやって決めるかっていうことを決めてるんだ。普通は、裁判官が何人か集まって話し合って決めるんだけど、そうじゃなくて抽選で決めようっていうのがこの法律なんだよ。
まるで宝くじみたいだな！
そう、まるで宝くじみたいに、裁判官の名前が入った箱があって、そこから抽選で裁判官が決まるんだ。
なぜこんなことをするのかって？それは、裁判が公平に判断され、誰もが同じように扱われるようにするためなんだ。
もし裁判官がいつも同じ人だったり、友達だったりすると、悪いことをした人が有利になったり不利になったりするかもしれないよね？だから、裁判官を抽選で決めることで、誰もが公平に扱われるようにしてるんだ。
でも、ちょっと待って！
裁判官はとっても大事な仕事だから、誰でもなれるわけじゃないよ。法律に詳しくて、公平で、常識のある人が裁判官になれるんだ。だから、宝くじみたいな抽選でも、なる人が決まってるんだ。
裁判官は、まるでスーパーヒーローみたいだね。みんなが公平に扱われるように守ってくれるんだから！
刑事訴訟法第349条の2
これは、おかしなことをした人が、裁判を受ける時に、困らないようにする法律だよ。
想像してみよう！
あなたは、お友達と公園で遊んでいたとします。突然、お友達が転んで頭にけがをした！すると、警察の人が来て、あなたを連行していったんです。
でも、あなたは何も悪いことをしていないですよね？そんな時に、この法律が役に立つんです。
警察のお仕事
警察のお仕事は、悪いことをした人を見つけて、捕まえること。でも、中には間違って、何も悪いことをしていない人を捕まえてしまうこともあるんです。
弁護人の登場
そんな時、この法律では、あなたに「弁護人」というお友達が付くことを決めています。弁護人は、あなたが悪いことをしていないことを裁判官に説明してくれる人です。
弁護人って誰？
弁護人は、法律のプロフェッショナル。あなたの話を聞いて、あなたの考えを裁判官に伝えてくれます。弁護人がいれば、あなたが困って間違ったことを言ってしまうのを防いでくれます。
裁判官も注意
この法律があるおかげで、裁判官も、弁護人がいない人は、何も悪いことをしていないかもしれないと注意して聞いてくれるんです。
だから安心！
もし、あなたが間違って警察につかまってしまっても、この法律のおかげで、弁護人を付けてちゃんと話を聞いてもらえます。だから、裁判で困らないように、安心してくださいね。
ちょっと面白い話
実は、この法律は、昔、酔っぱらって公園で寝ていた人が警察に捕まったことからできたんだって。その人は、弁護人がいなくて困っていたんだけど、この法律のおかげで、弁護人を付けて釈放されたんだ。だから、酔っぱらっていても、弁護人はつく権利があるんだって！面白いでしょ？
刑事訴訟法第350条
簡単に言うと…
裁判官や検察官、弁護士さんが、悪いことをした人が本当に悪いことをしたのか、証拠を調べたり、話を聞いたりするよ！
詳しく説明すると…
ある人が悪いことをしたと思われたら、裁判所の偉い人である裁判官がその人のことを調べます。裁判官は、その人が本当に悪いことをしたかどうかを調べるために、証拠を見たり、その人や証人さんの話を聞いたりします。
でも、裁判官だけでは大変だから、証拠を集めたり、話を聞いたりするお仕事の人がいます。それが検察官と弁護士さんです。検察官は悪いことをしたかもしれない人を責める側の人で、弁護士さんは悪いことをしたかもしれない人を守る側の人です。
裁判官、検察官、弁護士さんは、警察官が逮捕した人や、自分から悪いことをしたと認めた人を調べて、本当に悪いことをしたのかを調べます。もし悪いことをしたとわかれば、その人にどんな罰を与えるかを裁判官が決めます。でも、悪いことをしていないとわかれば、その人は自由になります。
裁判官、検察官、弁護士さんは、みんなで協力して、悪いことをした人は罰を受けて、悪いことをしていない人は自由になれるようにお仕事をしているのです。まるで、ヒーローと悪者が戦うスーパーヒーロー番組みたいなものですよ！
刑事訴訟法第350条の14
これは、何かの犯罪の捜査で、18歳未満の子どもが関係している場合を守るための特別なルールだよ。
何が書いてあるの？
まず、子どもが警察や検察官から調べられるときは、
が保証されているんだ。
そうすれば、子どもは何を聞かれているのかちゃんと理解できて、嘘をついたり、難しい言葉に惑わされたりしにくいよね。
なぜこのルールがあるの？
子どもは大人と違って、まだ経験が浅かったり、簡単に騙されたりすることがあるからだよ。だから、捜査官や検察官が子どもに対して不当な圧力をかけたり、脅したりしないように、このルールがあるんだ。
例えばこんなとき
まとめると
刑事訴訟法第350条の14は、子どもが犯罪捜査で守られるための、とても大切なルールなんだよ！